あなたの院をスタッフが自動的に回してくれるための仕組み

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あなたは毎月どれだけ院の数字をしっかりと計測・記録しているでしょうか?

近頃では経営の重要性をしっかりと勉強されている院長さんもどんどん増えてきているので、ある程度の数字はあなたもしっかりと把握するようにしているかも知れません。

そのうえで・・・それらの数字をスタッフさんにどれだけ把握させているでしょうか??

せっかく院長先生自身は院の各数字を把握しているのに、スタッフさんは院の数字なんてほとんど知らないまま・・・なんていう院も少なくないんですね。

これではスタッフさんは今現在、院がどのような状態にあるのかを把握することは決してできません。

院としてはこんな状態なのに、スタッフさんを雇っている先生は「スタッフに自立して行動して院を回してもらいたい」なんて言っちゃうわけです。

これはかなりハードルが高いことなんですね。汗

しかし、それらの数字をしっかりと活用することができれば、あなたの院の経営をスタッフが自動的に行うことすらちゃんと可能になってくるのです!

そのための仕組みとは・・・・・・??

数字を院に浸透させることで、経営はアクションへと変わる!

あなたは現在すでにあなたの院でスタッフさんを雇い入れてチームを形成しているでしょうか?

あるいは、現在はスタッフを雇っていなかったとしても、将来的にスタッフを雇って、分院長のような形で院を任せていくことを思い描いているでしょうか?

もしそうであれば、今回の話はきっとお役に立てると思います。

 

数字の意味を理解しているのは誰か?

治療院経営を安定させていく上で、知っておく数字は沢山あります。

例えば

  • 初回のリピート率
  • バックエンドの購入率
  • 平均のLTV
  • 平均の来院頻度
  • 平均の顧客単価
  • 月の離脱率
  • 稼働率
  • 各導線の新患さんの来院数
  • 毎月の集客に掛かっている費用
  • 各集客媒体ごとの新患人数
  • 新患さん1人あたりの平均獲得コスト

などなど。。。

全てを上げるのは今回の記事の趣旨からは外れるので、少な目に一部だけにしておきますが、知っておいて欲しい数字というのは沢山あります。(人によってはすでにこの時点で嫌気が指しているかも知れませんが、必要なことなのでがんばりましょう。笑)

これらの数字にはそれぞれ達成すべき基準となる数字がありますし、「あなたの院で達成したい目標数字」もあると思います。

しかし、、、それらの「目標数字」を院内において知っているのは一体誰でしょうか? 

もし、この答えが「あなただけ」であれば、院を仕組み化してスタッフが動かすなんてことは出来るわけがないのです!

 

スタッフが数字を知ることが大事

経営におけるアクションとは「達成出来てない数字」を達成するために起こすアクションです。(もちろんスタッフコミュニケーションのように数値化できないアクションもありますが。今回はあくまでもマーケティングにおいての数字と捉えてください。)

もちろん、ここでいう数字というのは「売上」なんていう大雑把なものではありません。そもそも「売上」なんていうのは、各数字が合わさった「結果的に現れた合計の数字」でしかないからです。コントロールすべきはもっと小分けにした細かい数字なのです。

しかし、スタッフがそもそも「現在の数字」と「達成すべき数字」を把握出来ていないのでは、その次のアクションが出てこないのも当然ですよね?それどころか、経営の今後の方針を決めていくために見るべき数字が何なのかさえわかってない場合もあります。

 

が、それはスタッフの責任ではなく、あなたが責任を持ってスタッフでも数字を把握できるように教育してあげなければならないのです。

例えば、僕が現場でやっていた頃であれば月報を予め用意しており、その月報には院の運営に必要な数字のほぼ全てを記入しなければならないようになっていました。

そして、その月報の数字を打ち込むのは僕ではなくスタッフなのです。当然、数字もすべて自分達で拾ってこなくてはいけません。(もちろん、入力された数字自体は僕もちゃんと確認していましたからね!)

当然、各数字の重要性や計測する意味や意図もあらかじめスタッフには繰り返し教えて理解してもらっていまいした。

このときにスタッフにはどの数字がどれくらいの基準を下回ったらダメか、しっかりと伝えています。(というか月報自体に目標数値も記載しています)

こうすれば、スタッフは月報の数字を打ち込むときにこんな会話を頭の中でするようになるのです。

先生A
うーん。今月は来院頻度が〇回を下回ってる、、、基準値が〇回だから、来月は通院指導を頑張るようにみんなに共有しよう

とか

先生B
今月の離脱率はしっかりと基準値を達成できているから、この調子で頑張っていこう。

とかですね。

実際、月始めのミーティングでは月報の数字とにらめっこしながら、スタッフ同士で十分にその月の行動方針を決められるくらいです^^

いきなりは難しいかも知れませんが、数字をしっかりとスタッフへ落とし込むことができれば、こんなことも可能になるんですよ!

そのうえで明確に行動方針を決めきれない時や間違った答えを出しそうな時だけ、しっかりとサポートしてあげればいいんですね^^

 

 

 

まとめ.スタッフが数字を知ることが自動化の第一歩

多くの先生が、ゆくゆくはスタッフに院の運営を任せていきたい、現場を離れてもっと色んなことに挑戦していきたい、と相談してきてくれます。(完全に放任するわけではなく、少なくとも現場くらいはうまく回してもらえれば・・・というくらいの気持ちですね。)

しかし、現実では多くの先生が院の数字はすべて自分の頭の中だけで収めてしまっていることがほとんどです。

その結果、スタッフは院の現状を正確に把握できず、だからこそ今しなければいけないアクションが明確に定まらないのです。

数字が見えずに、スタッフだけで院の運営方針が決定できるわけがありません!

そのような状態なのに「スタッフが自分で考えて行動してくれない・・・」というのは、もはや責任転嫁とすら言えるでしょう!

まずは自立して行動できるようになるスタートラインまでは先生自身が導いていかなければならないのです。(このスタートラインには大前提としてスタッフさん自身が「院を自分で盛り上げていく」というメンタリティーを持ってもらうことも含んでいます。やる気のないスタッフに「そういう立場だから」といって経営を任せることほど怖いことはありませんよ!やる気の無いスタッフに任せるくらいならオーナー自らコントロールしたほうが絶対に良いです。)

もし今まで、一切スタッフに数字を見せることをしていなかった先生は勇気がいることかも知れません。

しかし、もし今後スタッフに院を任せていきたいと思うのであれば、ぜひそのための第一歩として、スタッフへ数字の意味、基準値などの落とし込み、各アクションのスキルアップ、などをチャレンジしてみてくださいね^^ 

 

 

 

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