
あなたの院ではどれだけ積極的に集客をかけているでしょうか?トップの仕事の1つは集客、と言われるくらい、ビジネスを継続させるのに重要な仕事が「集客」です。
しかし、永遠と集客、集客、集客・・・・・・とやっていて、ゴールが見えないのはぶっちゃけキツイですよね?
そこで今回は集客のゴールというお話をしたいと思います。実は集客にも目指すべきゴールがあるのです。
目次
治療院集客のゴール
まず、今回の話は一般的にウケの良い「広告費がたったの〇〇円で!」とか、「広告費が以前より少なくなりました!」とか言う、節約系の話では無いことだけは先にお伝えしておきます。笑
確かに、資金に余力のない院に取っては同じ量の広告を少ない資金で出せるのは魅力的です。しかし、広告費を節約するという考え方は、集客が最後に目指すゴールからはどんどん離れていく考え方だということを覚えておいてください。
集客の完成形。地域市場を独占する
地域ビジネスである治療院経営における集客の完成形、それは「見込み客の頭の中を独占する」そのために「ビビらずに広告費を誰よりもかける」ということなのです!少し詳しく説明していきましょう。
見込み客の頭の中を独占する
例えば、あなたがハンバーガーを食べたいな、と思ったとしましょう。その時にあなたの頭の中には「じゃあ、どこでハンバーガーを買おうかな?」と思い浮かぶはずです。あるいは「今日はマックでも行こうかな?」とか考えるのではないでしょうか?
これが最高の状態なんです!ハンバーガーを食べたい、と思った時に、1番最初に思い浮かぶ店、これが「見込み客の頭の中を独占する」という状態なんです。
本来であればモス、ロッテリア、フレッシュネスバーガーなどなど他にもハンバーガーが食べられるお店は沢山あるはずなのに、かなり有力な選択肢として最初に「マック」が上がってくると思います。(一時期は本当にこういう状態でしたが、最近では食品偽装や不祥事などでマックはあえて選択肢から外す、という人も増えてますが、イメージとして捉えてください。笑)
これはマックがこれまでに行なってきた、CMや広告戦略の賜物といえます。要は、ハンバーガー=マックという刷り込みを行なっているのですね。
整骨院で言えば、「体が痛いな・・・〇〇って整骨院が近くにあったな・・・」と不調を感じた時に、あなたの院がすぐに見込み客の頭の中に思い浮かぶようであれば、それが最高の状態なんです。
頭の中を独占するために必要なだけの広告費をかける
そして、そこで必要になってくるのが必要十分な広告費をかけることなのです。
まず間違いなくですが、その地域で一番広告費をかけることによって、あらゆるメディアへの告知を抑えている人が、その地域のシェアを圧倒的に奪います。
極端な話、毎月新聞折込みをおこない、毎月地域情報誌に掲載し、いつもチラシのポスティングをおこない、SEOは上位に位置し、エキテンではランキングトップ、PPC広告までもがあなたの院の広告で、youtubeやFacebookでも良く見かけて、なんと口コミや紹介でもあなたの院の名前を聞く。こんな状況を作れれば、地域に何十軒他の治療院があろうとも、まず間違いなくあなたの院は圧倒的な集客力とブランドで安定した経営を行うことが可能になります。
だったら、こういう状況を作り出せばいいのです。
今は不可能かも知れません。しかし、まずは小さくても広告費を捻出し、あがった売上をまた広告費に回していきます。
そうやって、徐々に毎月かけられる広告費を増やしていけばいつか必ずあなたの院は地域で一番の広告費をかけられる院へとなれるはずです!
変な話に聞こえるかも知れませんが、月に10万とかの広告費をかけた場合と、月に50万の広告費をかけた場合とでは、圧倒的に集客力は違いますよ。金額は5倍ですが、集客力は6倍にも7倍にも10倍にもなります。何故なら、多くの場所に見かければ見かけるほど、人はあなたの院に信頼性を抱き、頭の中を独占することが可能になるからです。
まとめ.地域で一番広告費をかけられるようにする
地域にもよるのでまったく当てにならない数字ですが、いろんな人から地域で出している広告費を聞いていると、だいたい月に60万ほど広告費を捻出出来るような状態になれれば、あなたの治療院が地域NO1になれると思います。
ですので、集客の1つのゴールとしては毎月60万の広告費を捻出し、かつそれを効果的な形で数多くの媒体に広告として出しつつけることです。(60万というのは仮ですが、要は地域で1番の広告費ってことです。)
この状況を作れると、地域の需要の大半はあなたの治療院へと流れるようになります。
これは怖い話ですが、そうすると地域の競合は見込み客を獲得することが非常に困難になるので、結果的に経営不振に陥り、近いうちに廃業という選択肢が現実のものになっていくでしょう。
そして、地域から競合の数がグッと減れば、もはや広告を出し続ける必要が無くなるので、そのときは自然とかける広告費が少なくて済むようになるのです。
広告とはつまり陣取りゲームです。広告を出せる枠、見込み客へとアプローチできる範囲は決まっているのです。あとはどれだけ多くの陣を獲得できるか?これが集客という戦いの本質的な部分です。
今日の話は聞いて今すぐ出来るというような類の話ではありませんでしたが、大手は必ずこの戦略を使って中小企業を潰しに来ます。何故なら資金が豊富にあるからです。
ですので、そこで勝負に負けないためにも、このイメージは頭の片隅にでも覚えておいてくださいね!
追伸
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思います。売上とは「治療技術」と「経営スキル」の掛け算です。あなたの友人にも整骨院経営の本物のノウハウを知ってもらうために最後に、下の「いいね」ボタンを押してもらえると嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!