集客を始める時は「自分が欲しい患者さんに来てもらうためにペルソナをしっかりと設定することが大事」なんてことを聞いたことはありませんか?
自分の院にあった患者さんを集めるというのは、集客における費用対効果や院におけるLTVを高めるためには必須の考え方になってきます。
極端な例を挙げれば産後の骨盤矯正専門でやってる院に、ご高齢の男性患者さんが来てしまったとしたら、なかなかベストな提案もしにくいですからね。
まぁさすがにここまで大きく外れているケースは少ないかも知れませんが。汗
と言っても、各集客媒体を使う際に、イマイチ自分の設定しているペルソナが合っているのか??と言われるとわかりにくいところがありますよね。笑
そこで今回はこのペルソナの設定が各媒体ごとにしっかりと稼働しているかどうかをチェックするための簡単な方法をお伝えしましょう。
整骨院への導線別リピート回数でペルソナの稼働を見極める
新患さん全体のリピート率を数字として出している整骨院は決して少なくはないでしょう。(それでも未だにリピート率を出していない整骨院がたまにあったりするのも事実ですが。汗)
しかし、「集客導線別」でのリピート率をちゃんと出している院は、あまり多い印象はありません。
この「導線別でのリピート率」を毎月しっかりと調べることこそ、あなたの使っている媒体が「あなたの設定したペルソナどおりの患者さんが呼び込めている」かどうかをチェックする上で大事なポイントになってくるのです!
導線別リピート回数を把握する
例えば、新患さんが30人来院している整骨院や整体院があったとしましょう。
当然HPから30人、なんて極端なことは起きないのが普通です。
ちゃんと複数の集客媒体を使えているうえで、例えば30人くらい新患さんが来ているなら、HPから10人、グーグルマイビジネスから5人、チラシから7人、紹介で6人、通りがかりが2人のようにバラバラになるのが普通でしょう。(数自体は適当ですよ?笑)
この時に、新患さん30人全体でのリピート率を把握することはもちろん大事なのですが・・・・・・
ここからさらに導線別のリピート率をチェックしてみると、通常のリピート率とは違った情報が得られます。
どういうことかと言うと、例えば6回目時点でのリピート率を計測したとして、
- HPからのリピート率は60%
- グーグルビジネスプロフィールからのリピート率は30%
- チラシからのリピート率は57%
- 紹介からのリピート率は25%
- 通りがかりからのリピート率は20%
というような結果が出たとします。
これだと全体のリピート率は40数パーセントくらいになるかも知れませんが、その内訳をみると、このようにばらつきがあったりするんですね。(ちなみに全体での6回目時点でのリピート率40数パーセントは、決して褒められた数字では無いので、これを参考にしちゃだめですよ!笑)
仮にこのケースであれば、どうやらグーグルビジネスプロフィールと紹介からのリピートが極端に弱いことがわかります。(通りがかりは、看板などがあるとは言っても、どうしても意図してすべてをコントロールすることは難しいので、いったん今回は考えとして外して説明します。)
ということは、グーグルビジネスプロフィールと紹介に対しては、あなたが設定したペルソナの反映が上手くできてない可能性が高いってことなんですね。(リピートしないということは、あなたの院とマッチしない患者さんが多く来ていた可能性が高いため。)
導線別に集客を強化していく
このように導線別でリピート率を把握すると、どの部分を抽出して強化していけば良いかが見えてきます。
決してあなたが現在おこなっている全部の方法が間違っているわけではないのです。
上の例であれば、ホームぺージをいじるよりも、圧倒的にグーグルビジネスプロフィールを修正したり(修正というか、口コミの質だったり、返答だったり、メニュー掲載の部分とかね)、患者さんに渡す紹介カードや紹介トークの内容を変えていくほうが、成果につながります。
それなのに、全体のリピートが思ったように伸びてないからといって「ペルソナが違ったんじゃないか??」と、集客人数の多いホームぺージやチラシをいじってしまうと、逆に成果が落ちるケースだってあるのです。
例えば、一般的にはHPからのリピート率が高くなることが多いですが、HPをずっと前のものを利用していて、グーグルビジネスプロフィールの写真や口コミ追加やチラシなどはどんどん内容を新しくしたりなんかしていると、むしろHPからのリピート率が伸びずに、グーグルビジネスプロフィールやチラシからの集客のほうがリピート率が高くなるケースもあります。こういった場合では早急なHP修正が大事になってきますね。
HPなんてある程度来ているなら一緒でしょ?なんて思うかも知れませんが、HPにだって確実に賞味期限のようなものは存在しますし、最初反応が十分に得られていたからと言ったって、いつまでも同じHPのままで同じように成果が出続けるわけではありませんからね!ここ数年HPなんてほとんどイジってない・・・・・・なんて先生は十分に注意しておきましょう!
このように、「適切な患者さん(ペルソナにあった人)をしっかりと集められているか?」というのは、導線別のリピート率を把握することが重要になってくるのです!
まとめ.整骨院集客はリピート率まで考える
まだまだこれから色んな導線を用意して集客を始める、っていう先生は獲得できた新患さんが増えていくことだけを目標にしても良いです。
とりあえず質より量という方針ですね!
まずは何でも成果を出し始めることが肝心ですから^^
しかし、ある程度の新患さんが集客できるようになってきたら、次は「ちゃんとリピートして院に残ってくれる患者さん」を集客できるようにならなければいけません。
極端な話、集客できる数自体は多少減っても、最終的に整骨院や整体院にしっかりと残ってくれる患者さんの数が増えれば、集客の成果は上がった、とも言えるわけです。
実際その方が売上だって伸びるケースが多いです。
そして、その段階まで来たらしっかりと導線別のリピート率を出してみてください!
きっと、ペルソナのマッチ率を強化していかなければならない媒体が明確にわかってくるはずですよ^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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