普段からご自身の休日をつぶして、勉強会やセミナーなんかにしっかりと参加されている治療院の先生たちは本当にすごいと思います。
この業界は本当に勉強熱心な先生も多く、嬉しくなりますよね^^
サラリーマンなんかじゃ、休日を使ってまで勉強したいって意識の高い人を見つけるほうが大変らしいですからね。笑(まぁ母数が多すぎるのでそこは仕方ないかも知れませんが。汗)
しかし、勉強会などに参加することは良くても、多くの知識を詰め込みすぎて逆に全部が中途半端になっているっていうなら話は別です。
それはもしかしたら、あなたを成功から遠ざけてしまう危険なアクションかもしれません。
どういうことかと言うと・・・
手数の多さ?習熟度?
実は、治療院経営で本当に売上をあげようと思うのならば、勉強しなくちゃならないことは(種類としては)そんなに多くはありません。
治療院経営で本当に大事なことと言えば、
- 患者さんを治せる技術
- 新患さんを十分なだけ獲得するための集客力
- リピート・成約してもらえる問診・プレゼン力
- スタッフを育成する採用・教育力
- 各数字に対しての分析力
もちろん細かいところまで欲を言えばキリがありませんが、最低限というのであればこれくらいで十分です。(全国展開を目指すような大規模治療院を目指す、なんて言われれば別ですが小さな規模での成功であればこれくらいでも十分に達成できます。)
なのに、今自分に足りないものが何かわかっていない人は、大事なことを洗練化させていくことを忘れて、常に新しい情報をキャッチしようと永遠といろんなことを勉強し続けるのです。
治療も同じ。手数もいいけど、専門家になることを意識する
ちなみに、これは治療に関しても同じで、本当に患者さんを治そうと思うのであれば、技術を広く浅く覚えすぎては逆効果にさえなります。(広く深く習熟できるのであれば、それはそれで素晴らしいですけどね!)
例えば、外科手術をする先生が、東洋医学の勉強も、気功も勉強するとかね。多くの場合、最初に学んだ外科一本に絞ってエネルギーを注いだほうが結果的に技術が洗練されます。(だからこそ、産婦人科だったり、口腔外科だったり、耳鼻咽喉科だったりと、それぞれの分野に自信を持った専門医がいるわけです。)
いろんな先生から、いろんな種類の技術を学ぶでしょ?
でも、その技術を教えてくれた先生1人ひとりは、その技術を極めようと深く深く専門化させてるんじゃないでしょうか?あんまり1人の先生が数十種類の専門技術を教えてるってのは聞かないですよね?
多くの場合、〇〇の技術は〇〇の先生から、□□の技術は□□の先生から、って受講生のほうが多くの種類の技術を知っていることも珍しくありません。先生よりも、下手すれば生徒のほうが「多くの種類の治療技術を知っている」のです。汗
でも、実際に結果を出しているのは自分が信じた技術1本と洗練化させて患者さんに提供しているほう。あなた自身もそういった先生から技術を学んでいる。
結局手数の多さよりも、洗練された一つの技術にあなた自身も目がいってるということです。
器用貧乏になってない?
例えが分かりにくいかも知れませんが、これは某有名なゲーム「ファイナル〇ァンタジー」なんかに出てくる赤魔道士的なポジションと一緒なんですね。(わからない人ごめんなさい。笑)
攻撃魔法もそこそこ使える、回復魔法もそこそこ使える、補助魔法もそこそこ使える。つまり汎用性はあるし、小回りも効きやすい。
でも、色んな種類の魔法を覚えられる代わりに、どれも最上級の魔法は覚えられないという設定があり、中途半端なレベルの魔法しか扱えない、っていう器用貧乏なキャラクターです。
最初のほうこそ、いろいろな役回りをこなしてくれるので重宝するのですが、冒険が進んでくると結局最上級の魔法を使えないから、小回りよりも、中途半端さに目がいくようになり、使いづらいキャラクターになるのです。
つまり手数の豊富さや小回りよりも、最終的な熟練度の低さが問題になるのです。
治療院経営も同様で、まだまだ何も知らない頃は「横に知識を広げる」ことが重要な時期ももちろんあるのですが、ある時点からは横ではなく「縦の知識を深掘る」ことのほうを意識しなくてはいけないタイミングが来るのですね!
まとめ.大事なのは、重要なものを深堀りすること
ここで最初の話に戻りますが、治療院経営で本当に売上をあげようと思うのであれば、決して外してはいけない大事なことは本当にわずかです。
ということは、そのわずかのことに集中して深堀りをしていけば自然と結果は出るのです。
あなたはいろんなことを勉強しすぎて、どれが大事なことなのかわからなくなってはいませんか?
今あなた自身がすでに持っているスキルを深堀りすることから目を背けて、何か新しいことを学ばなければブレイクスルーは起きないと勘違いしてはいないでしょうか?
確かに新しいことを学ぶことによる(知識量からの)ブレイクスルーがあること自体は否定できませんが・・・・・・。
しかし多くの場合、本当に現状を打破するブレイクスルーとは何か新しいことを学んだ場合ではなく、今あるものを洗練化させ、極めきった時に起こります。(成長曲線などと同じ考え方ですね!一気に上昇を描くのは、ある一定のポイントに到達してからの話なのです。)
成果を得ることを焦り過ぎて、すぐに次の知識に目移りしてしまってはいないでしょうか?
一度、冷静になってあなたがすでに持っている知識や技術をしっかりと棚卸ししてみてください。
もしかしたら、そこにすでに成功に必要な知識は十分に揃っているかも知れませんよ?^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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