今日は出来る限りチラシを有効活用する方法をお伝えしようと思います。
最近ではチラシの反応率はかなり下がってきていますが、地方や田舎では
まだ十分に効果的な媒体でありますので、しっかりと有効活用していきたいですね。
ちなみに、整骨院経営の場合であればチラシを撒く前に法的な縛りもありますので、
合わせて整骨院で広告宣伝を可能にする裏側も一度ご覧になられて見てください^^
適正な配布範囲を知る
基本的に治療院というものは地域ビジネスなので、どうしたって商圏というものは
限られてきます。
では、一般的に整骨院などの場合どのくらいの範囲を1番狙い目の商圏にすればいいかというと、
「半径1km」というのが一つの目安になります。
もちろんこれは整骨院の規模や、ブランドの強さにもよるでしょうが、
地域ビジネスの場合、店舗に近ければ近いほどLTV(1人の人が払ってくれるお金)が
高くなる傾向があるからです。
そのため半径1km圏内を対象としてチラシを撒く場合がもっとも投資した資金を
回収しやすいのですね。(これは単純に家から店舗が近いほうがリピートしやすいためです)
※もし、独自に患者さんのデータを集計しているのであれば、患者さんの分布図を
一度しっかりと確認しておきましょう。立地や、狙っている患者層によっては患者さんの
反応範囲も広がります。例えば、うちの場合だと車社会の地域のため半径4km圏内までが
反応の取れる範囲のようでした。
このように、反応の取れる範囲をしっかりと把握しておくことは
余計な広告費を減らし、最大限の効果を出すために非常に重要な認識となります。
回数を確保する
チラシを撒くときに気を付けて欲しいことは、大量の資金を投入して
「その1回に全てをかけてしまわない」ということです。
これはどういう事かと言うと、治療院のチラシの場合では非常に
「タイミング」が成功率に関わってくるという話なのです。
例えば、治療院に来院する可能性のある人はずっと身体が痛いのでしょうか?
いえいえ。そんなことはありませんね。
例えば足をくじいたり、痛みが酷くなったりするタイミングがあるはずです。
そして、偶然にもそのタイミングでチラシが手元に届くことによって初めて
「おぉ!ちょうど治療したかったんだ!ちょっとこの院を調べてみよう。」
と、なるのです。
ですので、1年に2回だけ30万ずつの計60万をかけてチラシを撒くよりは、
10万ずつ計6回撒くほうが、新患さんの来院数が増える可能性大きいですよ。
そのくらいチラシを撒く回数を確保するということは重要なのです!
(この時に、チラシを1度に撒ける総数は減るからこそ、半径1km圏内など
効果の高い地域を絞ることが重要になってくるのです!)
訴求ポイントをちゃんと変える
やったことがある人ならわかると思うのですが、
正直に言って、チラシを作るのは結構大変な作業です。
なので、ついつい毎回同じようなデザイン、同じような内容のチラシを
撒いてしまう・・・というような経験はないでしょうか?
確かに何も撒かないよりはいいですが、やはり貴重な資金を投資する以上は
少しでも成果を上げたいというのは当たり前のことだと思います!
その際に重要になるのが
「チラシの訴求ポイントを定期的に変える」
ということなのです。
先ほどもお話したとおり、チラシの効果を高めるために、チラシを配る範囲を
ある程度限定したほうがいいのは間違いないです。
しかし、その限られた範囲に毎回同じターゲット向けのチラシを作成しては
どうでしょうか?
もちろん、タイミングによっては来院に繋がるケースがあるのも事実ですが、
同じターゲットを狙うことによって、ただでさえ限定しているものを
さらに狭くしてしまう危険性が出てきてしまうのです。
例えば、毎回「産後の骨盤矯正」でチラシを作成していたらどうでしょう?
産後などまさにタイミング次第ですから、一定の反応はあるでしょうが、
これではいつまで経っても学生でスポーツ障害を抱えている子に
来院してもらうのは厳しいでしょうね。
やはりここはチラシで「スポーツ障害」などと訴求したほうが
反応が得られやすいのは事実です。
そしてさらには「交通事故にあった人」などで訴求すれば、
交通事故に遭ってしまった人がターゲットになりますね。
このように、狙いすました地域の中でもさらに沢山悩みのポイントというものがあります。
決して潜在患者さんの悩みは一つでは無いのです。
これをしっかりと意識しておきましょう^^
チラシを撒く際に、最初に意識すること!
チラシを撒く際には、
「配布範囲(適切なマーケットか?)」
「タイミング(回数は確保できているか?)」
「訴求ポイント(誰をターゲットにするか?)」
を意識することが、効果を最大限にするために非常に重要になってきます!
もちろん、内容やデザインも大事ですがその前にまずはここからです。
(内容や、デザインの話はまた別記事でしますね^^)
是非、活用されてみてください。
それでは!