1人治療院が目指すべき月の総カルテ枚数

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あなたの院では毎月何枚の総カルテ枚数を維持できているでしょうか?

月の合計の施術回数ではありませんよ?笑

いろんな1人治療院を見てきましたが、ある程度安定して月商200万~300万くらいを作れる1人治療院さんの総カルテ枚数って、キャパ的な問題もあるせいか、だいたい似通ってくるんですよね。

だからこそ僕自身コンサルに入る時には、そのカルテ枚数に届いていない院に対してはまずはしっかりと目安となるカルテ枚数に手が届くよう改善の提案を行っていきます。

新患さんを増やすための集客導線を増やしたり、離脱を減らすための問診のパワーアップや、仕組み作りとかですね。

院によって単価が違うので、あくまでも目安でしかありませんが・・・、それでも一つのバロメーターとして意識する部分の数字にはなりますね。

もし、あなたが1人治療院で頑張っていて、今現在目指すべきカルテ枚数が不明確で定まっていないのであれば、ぜひ今回の数字を一つの参考にしてみてください^^

1人治療院が目指すべき月の総カルテ枚数

まず結論から言ってしまうと、(自費移行が完了していて、十分な単価設定が出来ている前提で)1人治療院で安定して200万~300万くらいの月商を上げられる院のカルテ枚数は、だいたい月120枚~160枚で安定しています。

それ以上のカルテ枚数を抱えることが出来ている先生は年間を通して数回は300万を越える月商を出すことが出来ていますね。

ちなみに、これくらいのカルテ枚数だと、1回の施術単価も(回数券やプリカを利用した上で)おおよそ4000円~5000円前後ってところの院が多いですね。

 

もっと単価の高い院になると、月のカルテ枚数は80枚~100枚くらいでも月商200万~300万には届く院もありますし、逆にもっと単価が低い院になると、月のカルテ枚数が170枚~190枚くらいないと月商200万~300万を維持しづらい院もあったりはします。(あるいは、極端に月の平均来院頻度が低い院も、もうちょっと200枚くらいカルテ枚数が無いと厳しかったりすることもありますね。)

ですが、前者の院は売上に対する1人あたりの比重が高いので、うっかり来院頻度が下がったり、新患さんのリピートでスランプに陥ってしまうとガタっと売上が下がったりすることもありますし・・・逆に後者は売上に対する1人あたりの比重は低いので売上自体はブレにくいのですが、1人の施術回数がけっこうな数(というか、かなり?汗)になってしまうので、若い間はいいんですけど、年を重ねてくると、先生の疲労感とか体調が気になったりしますね。汗

実際、1人治療院だとどうしても施術時間の被りなんかが起こったりして、入れたい時間に入れたいように予約が取れるわけではありませんので、カルテ枚数180枚前後をずっと維持し続けるのは予約枠数的にも、それなりに厳しかったりします。

そういった意味で、安定感があるのは施術単価5000円前後くらいで、カルテ枚数が120枚~160枚くらいのところで推移している院かな、という感じです^^(まぁ、これはあくまでも僕のクライアントさんの数字見てるとって話ですが。汗。単価1万越えてても、カルテ枚数200枚とかあれば安定するでしょうし、世の中にはそんな院もあるでしょうからね。)

 

 

あなたの院の月の総カルテ枚数は何枚?

上記でも述べたように単価の問題もあるので一概にいうことはできませんが、あなたが1人で治療院をやっていて、そのうえで月の総カルテ枚数が120枚を超えていないのであれば、まずは徹底してその部分を届かせることをオススメします。(この目標自体は決して、めちゃくちゃ高い目標というわけではないと思いますので、ぜひ頑張っていきましょう!)

カルテ枚数120枚っていうと、仮に平均の来院頻度が月4回くらいだったとすれば、

 

120枚 × 4回 = 480回

 

で、月の施術回数は480回となるので、仮に月の稼働日数が24日くらいだとすると、だいたい1日あたりの来院数は20人ちょっとってところになりますかね。

平均の来院頻度がもう少し低い院であれば、日の来院数は少し減りますが、そういった院でもカルテ枚数がもう少しあれば(月の来院頻度が3回くらいの院の場合だと、同じ施術回数に届かせるためにはカルテ枚数が160枚くらいは必要になってくるので、そこは適宜計算を調整してくださいね^^)、やっぱり日の来院数は20人ちょっとって所になるでしょう。

平均施術単価4000円~5000円で、月に480回施術すれば

 

5000円(4000円) × 480回 = 240万(192万)

 

くらいの売上になりますしね。

僕のクライアントさんの中でも、売上構成が全て施術のみって先生は月に500回くらいの施術を行っています。

あるいは、美容などのバックエンドメニューを導入しているクライアントさんの場合では、そっちの売上もあるので、実際の施術回数はもっと少ないことのほうが多いですね^^(施術回数自体は月に400回くらいです。これくらいの数なら、1人の来院数は16人~17人ってところですから、ずいぶん時間に余裕も生まれますね。その生まれた時間で美容などのバックエンドを行っているわけです。)

バックエンドとして美容メニューなんかを導入して、受付さんに頑張ってもらえるような体制を作ることに成功すれば、施術の負担を抑えつつも、売上の上限をグッと引き上げることが可能になるので、1人施術院の形を崩したくないのであればバックエンドメニューの導入はぜひ検討したいところですね!(そうでなければ、素直に新しく施術家を雇って、2人3人と施術家を増やしていくほうが、やり方としてはシンプルと言えるでしょう。)

 

 

 

まとめ.単価よりはカルテ枚数で売上をコントロールしたい

1人治療院だと、カルテ枚数を増やしすぎるのも(施術時間的な意味で)大変ですが・・・

それでも基本は治療院経営の安定化のためには単価よりもカルテ枚数をコントロールすることで売上を調整するほうが良いと考えています。(だからといって施術単価低くして、カルテ枚数をたくさん抱える保険体制を1人治療院でやれって言うわけじゃないですからね!?笑)

増やしすぎて休めずに体調を壊すのは論外ですが、ある程度のカルテ枚数を抱えることで、1人の高単価の患者さんに頼りすぎない経営状態を作るほうが安定感は得られるでしょう。

増やしすぎず、減らしすぎず・・・ある程度の目安を持って自分でコントロールする。

その感覚が経営に安定感をもたらすのです!

実際、カルテ枚数を自分のマーケティング能力とリピート能力で、ある程度コントロールできるようになった時の精神的な安心感は素晴らしいものですよ^^

そのための目安(の一つ)として、今回は月商200万~300万規模の院が目指してもらいたいカルテ枚数をお伝えさせてもらいました。

単価とのバランスを考えながら、ぜひカルテ枚数120枚~160枚くらいを目指して治療院経営を安定させてみてくださいね^^

 

 

 

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