
治療院の経営を上向けていくために何らかのアクションを取り、そして成果を上げていくことは当然ですが必須になります。
なんのアクションも起こさず、失敗もしない代わりに成功も成果も得られなければ、訪れる結果は現状維持・・・・・・ではなく時間経過による衰退です。
これが自分以外誰も存在しない話であれば、あるいは現状維持もありえたかも知れませんが、現実では自分自身に動きが無い間にも周りのライバル院が伸びていけば相対的に自分の立ち位置は下がっていくわけですからね。汗
残念ながらライバルの存在するビジネスの世界で停滞は、緩やかな衰退を意味しているのです。(ライバルが勝手に失敗して落ちてくれるかも?さすがにそれを期待するのはちょっと甘すぎやしませんか?汗)
そこで今回は成果を得ていくために絶対に身に着けてもらいたいアクションを起こすことに対するマインドセットの話をお伝えしようと思います。
ここさえ腑に落とすことができれば「成果を得る」ということがいかに自分自身の行動でコントロール可能になるのかが分かってくると思いますよ!
目次
成功するために試行回数を重ねることがどれだけ大事かという話
今回の話を結論だけ先に話してしまえば成功率を少しでも上げたいのであれば「試行回数を増やすことが大事」というだけの話になります。笑
とはいえ、この部分だけを聞いてしまえば「いやいやそんなの当たり前じゃん」で終わってしまいますね。
そこで今回は実際この「試行回数を増やすこと」が数字面でどれくらい「成功率」に影響してくるのかを計算して見てもらおうと思います。
ただ単に「そりゃ回数増えればいつか当たるでしょ」と思っていることと「数回試行回数が増えることで成功率って具体的にそんなに変化してくるんだ」っていうことを数字で認識していることには大きな差がありますからね!
この認識の差が、実際に行動を起こす際に「本当に一歩動き出せる」ための勇気と決断力をもたらせてくれるのです!
早く失敗して、早く学ぶ
ビジネスやスタートアップでも「成功するまで施行を繰り返す(トライ&エラーを重ねる)」ことが重要だとはよく言われます。
完璧に準備してから(まぁそもそも世の中に完璧なんてものが存在するかどうかはさておき)、たった一度だけ大きな勝負をすることよりも、小さくても多くの試行を積み重ねることで学びやフィードバックが得られやすくなり、結果として後半の試行では高い成功確率が得られることがある、という考え方ですね。
もちろん、野球でいうところの「打率を上げる努力(商品やサービスの品質向上、マーケティングの精度向上など)」も必要ですが、実際に「打席に立つ」=「現場でやってみる・市場に出してみる」「新しい取り組みを試してみる」ことでしか得られない情報や経験、チャンスも多いです。
試行回数を増やせば、失敗の回数も当然増えます。
日本人はこのことを非常に嫌がる傾向にあるのですが・・・・・・失敗そのものは避けられないとしても、少額の損失や迅速な修正でリスクをコントロールしながら、そこから得られる情報や経験を学んでいくことは「多少の失敗」をしてしまうことよりも、よっぽど価値があることなのです。
特に最近は「早く失敗して、早く学ぶ」という考え方の重要性も広がってきていて、素早く挑戦と改善を繰り返すことで、最終的な成功を手繰り寄せようとする企業も増えているのです。
試行回数を増やして成功を手に入れていく、という考え方を自分にインストールしていく際にこの「早く失敗して、早く学ぶ」という基本はとても重要な考え方になるので大事にしていきたいですね!
実際の試行回数が成功率に与える影響力
総じて「打率(成功確率)」と「打席数(試行回数)」を両方意識しながら、どんどんチャレンジしていくことが、結果的に成功チャンスを高めるうえで有効です。
では実際に具体的な数字を例に出して見せていきましょう。
ちなみに「少なくとも1回成功する確率」は「1回も成功しない確率」を1から引いたものです。(これは確率計算の一般知識なので、とりあえずそういうものなんだ、でついて来て下さい。)
では10回やれば1回は成功するアクション(成功率10%)が「1回も成功しない確率」は、
0.9の10乗=0.3486784401
と、まぁ約35%なので100%から35%(1回も成功しない確率)を引いた65%(少なくとも1回成功する確率)が「成功率10%のものを試行回数を10回繰り返すことで得られる成功率」なわけなのです!
成功率10%とだけ聞くと「うーん・・・ちょっと分が悪すぎない??」と感じたと思いますが成功率65%だったら「え?悪くないじゃん、とりあえずやってみようよ!」と言いたくなるでしょう?笑
体感よりもずっと具体的に成功を感じられると思います。
これが試行回数のもつ力なのです。
だからこそ「一打ごとの打率(成功確率)を上げるのも大事だけど、打席に立つ回数(そもそものチャレンジ数)を増やす」ということが人生やビジネスにおいてめちゃくちゃ大事な戦略的意思決定と言えるのです!
しかも本当の野球と違って打席に入る回数がルール的に制限されませんからね!だからこそ、より「試行回数を増やす」という戦略が有効になってくるのです!(野球のルールだと基本が9回で終了なので、どんなに頑張っても5打席がいっぱいいっぱい、6打席まで来ようものなら驚愕ものですからね!)
まとめ.成功率は試行回数でコントロールする感覚を身に着ける
ちなみに最初は成功率10%しかなかったけど「早く失敗して、早く学ぶ」ことによりだんだんと成功率自体を上げていくことだって現実では当然起こり得ますね!
もしそれで前提が変わって「成功率が20%」まで高まっているのであれば、
0.8の10乗=0.1073741824
で、約10%となるので100%ー10%で「10回やれば1回は成功する確率」を90%まで高めることが可能になるのです!
ここまで来れば「え?そんなのほぼ成功するみたいなもんじゃん!」と言えそうですよね^^
今回話した例で言えば、成功確率が10%しかない(あるいは20%)という数字を聞いた時に、そんな成功率じゃとてもじゃないけど試す勇気が出ない・・・・・・と行動を止めてしまうのか、あるいは「10回チャレンジすれば65%くらいの確率で成功まで持っていける(あるいは90%)」と感じてすぐに行動に移せるのかが、治療院経営に与える影響はめちゃくちゃ大きいです。
あなたは今現在必要以上に「成功確率」に囚われてしまっていないでしょうか?
試行回数という発想を軽視して、1回だけで成功させることにこだわりすぎてしまい、結果的に行動量が減ってしまっていないでしょうか?
多少の金額的な損失、軽度のリスクを許容できるのであれば(そもそもその結果さえ、成功のための学びと捉えられるのであれば)成功率というのは自分たちのアクション次第でいくらでも伸ばしていくことが可能なのです!
もし今あなたがどうしても成功させたいアクションがあるのであれば、ぜひこういった「試行回数」が成功に与える影響をもっと具体的な数字でイメージして腑に落とし、行動を起こすためのキッカケへと変えてみてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!