治療院で集客を行っていく際に、集客自体にいろいろな手法やテクニックがあることは事実です。
PPC広告やインスタ広告などの媒体ごとにも、費用対効果を伸ばすためのコツのようなものがあったりもします。
確かに、そういったものを知っているか知らないかで集客力に差が生まれてしまうことがあったりはしますが・・・
しかしそもそもで言えば、そういった手法やテクニックに拘る以前の「前準備」が圧倒的に足りていないことが、治療院での集客における大きな差を生んでしまっていることも少なくないんですよ!
それは、集客における手法やテクニック以前にあなた自身が考えておかなければいけないあなた自身の院に対する「コンセプト」に関する話なのです。
これが定まっていないまま集客を行っても、せっかく頑張った集客も空振りに終わりかねないのですね。汗
これはどういうことなのかというと・・・
治療院集客で優位に立ちたいのであれば自身の立ち位置を明確にしていくこと
結論から言えば、集客というのは「自分の院の魅力を十二分に伝えることによって顧客に選んでもらえるようにすること」に他なりません。
極端なことを言えば、仮に県内に住む方全員に自分の院の存在を知ってもらえたからといって、特筆して「魅力的な何か」が無いのであれば、県内に住む人たち全員の来院に繋がるとは限らないという話なんですね。
ということは、「自院の魅力(立ち位置やサービスなども含めて)」が明確に定まっていないのであれば、表に出すものがそもそも存在せず、テクニックや手法を駆使したって、それは小手先だけの方法へとなり下がってしまうのです。汗
「飲食店」だけでは誰も行かない
例えばここに「飲食店」とだけ書かれた広告媒体があったとしましょう。
あなたはそれを見て「飲食店に行きたい!」となりますか?笑
砂漠を長時間飲まず食わずさまよい歩いている人でもなければ、こんな広告を見て「この飲食店に行きたい!」とは100%ならないと思います。笑
だって飲食店って言ったって、それがお寿司屋さんなのか?焼肉屋さんなのか?ファミリーレストランなのか?どんなお店なのか全然わからないんですから。汗
これがまさに自分のポジションがまったく明確になってない究極的にダメな状態なわけです。(まぁさすがにこれは極端な例ですが。笑)
ここに自分の店舗の魅力をどんどんつけたしていくことによってはじめて人はそのお店を選べるようになるのです。
では、上記の例に情報をどんどん付け加えていくことにしましょう。
ただ飲食店というのではなく、「ステーキ屋」という情報を付け加えたとします。
これならもしかしたらステーキを食べたい人になら選んでもらえるかも知れませんが・・・さすがにまだちょっと魅力としては弱いですよね?
では、さらにそのお店のポジションをどんどん明確にしていったとしましょう。例えば・・・
- 希少部位のみを使った超高級ステーキ屋
- 目の前の鉄板でステーキを焼いてもらえるお洒落な店内のカップル向きステーキ屋
- 広くゆったりした個室で美味しいステーキを楽しめるファミリー向けステーキ屋
- ステーキ食べ放題!安くて美味しいお肉が沢山食べられるステーキ屋!
などなど。
このような方向性を持った店舗だったらいかがでしょうか?
これなら、もしあなたがカップルでステーキを食べたいのであれば②番目の店舗を選ぶ可能性が高いでしょうし、家族でステーキを食べに行きたいというのであれば③番目の店舗を選ぶ可能性が高くなってくるでしょう!学生なら4番が一番嬉しかったりしますかね?^^
では、これは広告媒体におけるテクニックによって選ぶお店が変わったのでしょうか??
違いますね。これは広告テクニックの手前の段階で、そもそものお店自体のコンセプトが明確になったからこそ(広告媒体にはそれをただそのまま明記したに過ぎない)選ばれる確率が高くなっているに過ぎないのです。
もちろん、そういった決定しているコンセプトを十分に魅力的に利用している広告媒体に掲載することはテクニックと言えばテクニックですが、そもそもここをちゃんとハッキリさせているからこそ、HPや集客媒体の段階でこれらの「コンセプト」をしっかりと集客媒体に載せることが出来るのです!
まとめ.あなたの治療院のコンセプトを明確にする
治療院もこれと一緒です。
ただ治療院がある、と言われても選びようがないのです。
少なくとも魅力的には見えないのです!
でも、よーく考えてみてください?
けっこうみんな普通に「治療院」があるってことだけを伝えただけで満足するような形の集客になっちゃってるんですよ。
果たしてこれが集客テクニックの拙さのせいで書き切れてないのか・・・それとも上記で伝えたように、そもそも自分の院のコンセプトの深堀りがまったく出来ていないのか・・・というところですよね。
今の世の中はまさになんでも「比較」される世の中です。
ホットペッパーだって、グーグルマップの口コミだって、なんだって見られてます。
あなたのホームページが見られているならば、その患者さんは同様に他の治療院のホームページもきっとあと2つか3つくらいは見ながら比較検討をしているのです。
だからこそ、見られるだけでなく、同時に比較されている中で一歩抜きんでて初めてあなたの治療院が選ばれるのです!
そこに必要なものがまず「明確なコンセプト」なのですね!
「スポーツ障害に悩む子供が多く訪れている」だとか「ヘルニアや坐骨神経痛など、腰の難治症状専門」だとか「女性の産後骨盤矯正で選ばれている」だとか、そういった方向性などをしっかりと定める(場合によっては先に方向性を決めて、そっちのほうへ店舗を作り替えていくことも視野に入れて)ことによって、選ぶ人が選びやすい状況を作ることができるのです。
この部分の深堀りがあるからこそ、あなたの院の存在を知った地域の人はあなたの院に行くかどうかを、惹かれるかどうかを始めて決めることができるのです。
あとはその「コンセプト」をどういう風に広告媒体で表現していくかどうか、という段階になって初めてテクニックや手法という段階に入っていくのです!
このように集客を始める前の「コンセプト・ポジショニング」を決定するということは、集客を行っていくうえで非常に重要な要素になりますので、ぜひ焦って集客をかけるのではなく、こういった基礎・土台の部分からしっかりと固めて集客を行ってみてくださいね^^
ライバル院がどんどんと増えている令和の治療院集客は、このあたりのコンセプトも決めきれずに、ただ集客を行うだけではなかなか地域の方たちに選んでもらえるようにはなりませんよ!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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