治療院の独立を考える際に「これ」を基準に立地を考えるのはやめる

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このブログを見てくださっている先生はすでに独立を果たして、自分自身がトップとして頑張っている先生も多いと思います。

とはいえ、もちろんまだ現場で雇われとして頑張っていて「いつかは自分も独立するぞ!」と思い描いている先生だって沢山いることでしょう。

そこで今回は将来独立する際に「これ」に頼って独立する場所を決めてしまうのは危険だよって話をしたいと思います。

もちろん独立の際にはもっと色々と沢山考えることがあるので、あくまでも意思決定の中の一部分の話ではあるのですが、ちょこちょこ「これ」を基準にして独立する場所を探してしまう先生が見受けられるので、ぜひ気を付けてくださいね!

ではなんのことかと言うと・・・・・・

前の職場の縁を頼りに独立開業する場所を決めるな

まず結論から言ってしまえば「前の職場でできた患者さんとの縁を頼って独立する場所を決める」ということはやめた方が良いということです。

独立する際に少しでも独立最初期の患者さんが全く居ない時期の心配を抑えるために、以前の職場の患者さんが来れる位置で新しく独立開業をしようと意思決定をしてしまう先生って意外と多いのですね。

想定している流れ自体はたしかに理解はできるのですが・・・・・・

この意思決定には「想定以上にきつい現実」と、「致命的な損失」がつきものなのです。汗

 

 

思った以上に以前の職場の縁で来た患者さんが続かない

独立直後は当然自分の院には患者さんは誰もいないけど、自分が今度独立するって言う話をしたら患者さんが「〇〇先生が独立するなら、私もそっちに通うわ」なんて言ってくれる人もチラホラと出たりするので、最初から患者さんが十数名でも居る状態で開業出来れば少しは安心だから・・・・・・という風に考えてしまうのですね。

そしてその方たちがしばらく通ってくれてるうちに、だんだん新しい患者さんも来てくれればだんだん院も軌道に乗ってくるだろう・・・・・・なんて考えですね。

 

気持ち的には理解できるのですが、残念ながらこういった「ご祝儀来店」のような形で来られる患者さんというのはこちらが思った以上には院に残ってくれないケースが非常に多いです。

似たようなケースとして「とりあえず地元に帰って独立して、最初のうちは知り合いとか友人に来てもらう」というようなケースも多かったりしますが、こちらも思ったよりそうして来院した患者さんは院に残り続けてくれないケースが多かったりするのですね。汗

むしろこういったケースは独立後の失敗あるある、というくらい多くの先生が経験談として話される失敗ケースの代表例と言えるくらいです。

もしかすると、このブログを読んでいる先生の中にも「あー、そういえば独立初期に当てにしてた知り合いとか全然来なかったわ・・・」みたいな記憶がある先生もいらっしゃるのではないでしょうか?汗

それくらいこの縁に頼った最初の患者さんというのは不安定な土台なのです。(もちろんそういった理由で選んだ場所がたまたま集客的に有利な条件を持っていて、なんとなくそのまま集客が稼働してうまくいった・・・なんていうケースもあるでしょうから、全部が全部失敗って訳ではないでしょうけど、それは本当にたまたま上手くいっただけという可能性もありますからね!)

もちろん、自分が決めた場所にそういった患者さんがわざわざ来店されるのは構いませんが、先にそういった患者さんありきで立地を決めるのは次の観点から非常に勿体ないことになるのです!

 

あくまでも治療院の立地は集客を前提で考える

家賃が高すぎてキャッシュアウトしそうとか、そういった予算上の都合があって選べない立地が存在するのは事実ですが、基本的には独立開業される場合あなたはどんな場所に院を構えても良いはずです。

そうして色々とリサーチを行って「これだ!」と勝算を持って決めた立地であれば、きっと集客においていくらかのアドバンテージを持って治療院の経営を行っていけるでしょう。

しかしこれが上記のように「もともと縁のあった人が来れる場所」という前提で立地を探した場合、当然ですが選べる選択肢の数は一気に減ってしまいます。

その中で適当そうな場所を確保できたとして、それは果たして「数多くの選択肢の中からもっとも良さそうだと思って探した場所」と比べるとどれくらい集客力に差がついてしまうでしょう?

仮に毎月新患数で3名くらい差がつく場合であったとしても、年間で見れば3名×12カ月で36名も新患さんの数に差がついてしまいますからね!

これがもし月に5名も違えばさらに差は大きくなりますし、2年目3年目と時間が経過していけばその差はもっともっと大きくなってしまうのです。

果たしてその差は「最初期に縁としてやってきてくれる患者さんの人数」と比べてどちらのほうが経営に与える影響が大きいでしょうか?

先程もお伝えしたとおり、そういった縁で来てくれた患者さんとは多くの場合こちらが思っているよりも長くまでは通ってくれないものです。

それよりも圧倒的にこの「集客で勝てる立地」を選んだケースのほうが経営の安定感には繋がっていくのですね!

 

最初期の安定感のために・・・・・・と思って行った意思決定こそが、むしろ長い目で見たときのリスクを大きく背負う意思決定になりかねないのです!

だからこそ(移転自体は不可能ではないとはいえ)後から変えることが難しい「立地」を自由に選べるという最大限のチャンスを棒に振るような選択肢を取ってはいけないのです!

 

 

 

まとめ.少しの安心感のある縁よりも、集客目線で立地は考える

立地選びという後から取り返しにくい最重要な意思決定は基本的には集客にどれだけ有利な点があるかを前提に考えるべきです。

もちろん「地元で開業して、一生地元の健康のために尽くすのが自分の使命だった」とかそういった経営面とは別の想いが強くあるのであれば、それはそれでご自身の想いを優先されて構わないと思います^^

あくまでも自分が言っていることは治療院の安定経営を目標とした場合の行動基準ですから、極論「売上はあがらなくても自分のやりたいことをやれないと意味がない」という「使命」を優先する場合は、悔いが無いように思うように行動すべきだと自分も思います!

ただ、あくまでも治療院を経営者の視点で冷静に考えるのであれば今回の考えは将来独立する際にどこかで思い出してもらいたいですね!(そもそもの話として、別業種で働いてて治療院として独立するとかならまだしも、治療院のスタッフとして働いてて独立して治療院を近くに出します、患者さんも何名か連れてきます・・・・・・って普通に印象悪いですからね!元の雇い主からしてもせっかく独立するなら応援してあげたいのに、そんなことされたら素直に応援もしにくいじゃないですか。笑)

独立初期の立ち上げがうまくいくかどうか不安で、もともとの自分が持っている患者さんが来てくれそう・・・だとか、地元だと知り合いとか友人が来てくれそう・・・とかっていう縁を当てにして立地を決めたくなる気持ちもわからなくはないですが、それよりもちゃんと「裸一貫自分自身の力で集客を頑張る!!」なんて気持ちで場所を選んだ方がよっぽどうまくいくことが多いですよ^^

独立してしまえば、その後はどんどん訪れる意思決定の連続です。

その際に勇気を持って意思決定できるだけの根拠を、自分の中でしっかりと持って将来のために役立ててくださいね^^

 

 

 

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