つい先日2022年3月16日のgoogle公式のブログ投稿で、ついに2012年から2020年までGoogleアナリティクスのプロパティを作成した場合に利用されていた「ユニバーサルアナリティクス」のアクセス計測が2023年7月1日をもって終了すると発表されました。
「ん??つまりどういうこと??」という先生にざっくりと言えば、これまでのGoogleアナリティクスじゃそれ以降はデータ収集が出来なくなるから、使えなくなっちゃうよということですね。
これまでぶっちゃけほとんどGoogleアナリティクスを見たりしなかった先生からすれば「ふーん?」って感じかも知れませんが、Googleアナリティクスをしっかりと見て、ホームぺージのアクセス傾向や流入先、HP修正の判断などを行っていた先生からすれば「えっ!?いやいや!!Googleアナリティクス使えなくなっちゃうのはさすがに困るでしょ!!」って感じだと思います。
では、この発表に先立って、今後もしっかりと自身のホームぺージの計測や分析を行っていくためには何をしなくてはならないのでしょうか??
それは・・・・・・
目次
Googleアナリティクスのサポート終了!これからはGoogleアナリティクス4の時代へ
結論から言えば確かにこれまでの「Googleアナリティクス」は使用できなくなりますが、今後は大幅にバージョンアップ(というか時代に適合させた)「Googleアナリティクス4(GA4)」というサービスを使っていくことで、これまでと同様かこれまで以上にしっかりとweb解析を行っていけるようになるのです!!
とはいえ、大幅なバージョンアップによるインターフェイスの変化に加え、Googleアナリティクスで当たり前に使われていた「ページビュー数」や「直帰率」などの指標が無くなって、別の指標に変わってしまったりと、仕組みも計測方式も、さらにはレポートも違うので、ぶっちゃけ「そのまま使える」というよりは「別の解析ツールを覚えなおすレベル」に近い感覚を人によっては感じるかも知れません。汗
では、そのGoogleアナリティクス4とは一体どんなものなのかというと・・・・・・
Googleアナリティクス4ってなに??
上でも述べたように、基本的にはこれまでのGoogleアナリティクスをバージョンアップさせたものがGoogleアナリティクス4となります。
Googleアナリティクスがリリースされたのが2005年だったことを考えると、2023年のサポート終了までおよそ18年間現役だったわけですからね。まさに勇退と言えるでしょう。
そもそも何故、これだけ長く使われてきたGoogleアナリティクスがサポート終了することになってしまったかと言えば、どうやら現代におけるweb環境の変化に対応することがどうしても旧バージョンのままだと難しかったようです。特に
- アプリなどの「そもそもページの概念が存在」しない場合
- 動画など「ページ」内で完結するものの1分の視聴と30分の視聴を同じ1ページビュー扱いでいいのか?
- 「ページ」を開いただけの場合と、スクロールして最後まで見た場合を同じ1ページビュー扱いでいいのか?
などなど、いわゆるGoogleアナリティクスの弱点(性能的な限界)と言われていた部分がいよいよ無視できなくなってくるほど、時代の変化が早すぎたということなのでしょう。(このような弱点を補うためにヒートマップなどの別ツールが進化してきたことを考えると、確かにGoogleアナリティクスでもこのあたりの対応は急務だったのでしょうね。)
こういった背景があって、最初のほうに少し触れましたがこれまでの指標であった「ビュー数」という指標が今後は別のもっと現代にマッチした「イベント」という指標に変わることになったのです。
ちなみに次のバージョンであるGoogleアナリティクス4ですが、決して開始が2023年というわけではありません。
先行リリースとしてすでに2020年からGoogleアナリティクス4はリリースされているので、使おうと思えばすでに僕らもGoogleアナリティクス4は利用可能なのです^^(とはいえ、2022年時点では従来のGoogleアナリティクスの利用率が80%前後であるのに対し、GA4はまだわずか10%程度に過ぎないらしく、おそらく治療院の先生たちもほとんどがまだGA4の導入に踏み切ってはいないでしょう。)
Googleアナリティクス4が始まるのはわかったけど、結局「今」何すればいいの?
ぶっちゃけ治療院で頑張っている先生からすればバージョンアップに至る背景だとか、性能がどう変わるかなんていうのはどうでも良くて「結局何をしておけばいいの??」というのが率直なところでしょう。笑
ということで、2023年7月1日のサポート終了を迎える前に、とりあえず今しておいたほうがいいかな?と思えることを3つに絞りました。
①旧バージョンのデータをエクスポートしておく
これまで長期間Googleアナリティクスで分析を行ってきた先生の中には「過去のデータも見られるようにしておきたい」という先生もおられるでしょう。
しかし、サポート終了に伴い最短で2024年1月1日にはGoogleアナリティクスの過去データは見られなくなると発表されていますので、過去のデータを今後も(念のため)見られるようにしておきたい、という先生はデータをエクスポートして何らかの形で保存しておく必要があります。(Google公式のほうでも、各自データをエクスポートして保存しておくことを推奨しています。)
データの保存方法についてはGoogle公式記事のほうで解説されていますので、必要な先生は参照してみると良いでしょう^^
https://support.google.com/analytics/answer/11583528#export(Google公式サイト)
②今のうちにGoogleアナリティクス4のタグを設置して平行してデータ収集しておく
これは嬉しいことですが幸いにしてGoogleアナリティクス(UA)のタグと、Googleアナリティクス4(GA4)のタグは共存できるそうです。
ということは、2023年7月のサポート終了ギリギリまで待ってから移行するのではなく、とりあえず早い段階からGoogleアナリティクス4のタグさえ、あなたのホームぺージに設置しておけば移行後もすぐにある程度データ計測が溜まった状態での移行が可能になるのですね^^
これだけでも最悪2022年分のデータまでは遡りつつ、データ分析を行えるようになるので、かなり使い勝手のよい状態でGoogleアナリティクス4の使用が可能になると思いますよ!
Googleアナリティクス4(GA4)のタグの設置方法などは検索すれば詳しく書かれているブログなどが見つかりますので「Googleアナリティクス4 タグ設置 方法」などで検索してみるか、ご自身のHPの管理・運用を任せている業者さんに相談して、設置を任せるのも手でしょう!
③タグ設置後は放置せずに少しずつ触れてみる
上でも書いたとおり、従来のGoogleアナリティクスとGoogleアナリティクス4は、バージョンアップとは言っているものの、その使用感は全く別ツールとも言うべき内容になっています。
僕自身も正直ずっとGoogleアナリティクスでの分析を行ってきたので、全然Googleアナリティクス4の使用には慣れていません。笑
とはいえ、このままの状態で2023年7月1日を迎えてしまうと困るのは目に見えていますね。
ですので、とりあえずメインではこれまで通り旧バージョンを使いつつも、ちょこちょこGoogleアナリティクス4も扱っていこうと思いっています。
同様に、これまでご自身でGoogleアナリティクスを見て、ホームぺージの分析を行っていた先生も、ぜひタグを設置した後は来年まで放置せずに、今の段階からGoogleアナリティクス4に触れて、少しでも慣れておくことをオススメします^^
そうすれば、いざ(というか確実にサポートは終了しますが)7月1日を迎えた時にでも慌てることなく、これまで通りHPの分析を行って、集客にプラスのアクションを取っていけることでしょう!
まとめ.とりあえず知っておいて、対策できることは早めにしておく
2023年7月1日というと、まだ1年以上あるわけですから先のことと言えば先のことです。
とはいえ早めにGoogleアナリティクスが使えなくなることを知っておけば、心の準備だけでなく、上に書いたように具体的な準備まで出来るのが今回の記事の趣旨になります!
ぜひ「えっ!?なにこれ使えなくなっちゃってるんだけど!?」という状態で来年を迎えるのではなく、「あー、ついに明日からGoogleアナリティクスも使えなくなっちゃうのか、寂しいな。でもすでにざっくりとGoogleアナリティクス4も使えるようになってるし、とりあえず大丈夫そうかな!」という状態で2023年の7月1日を迎えられるように、ご自身のペースで構いませんので、可能な限り対策を出来るようにしておいてみてくださいね^^
スタートダッシュの部分で大きな差がつくはずですよ!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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