あなたの院にはメインとなる手技治療以外にも、痩身メニューやEMSや美容鍼だったりといった他のメニューを置いていたりするでしょうか?
最近ではEMSなんかを置いている院はかなり増えていますし、鍼灸接骨院なんかでは通常の鍼治療に加えて美容鍼なんかを行っている院もあるでしょう。
その他にも脱毛や発毛、ダイエットやサプリメント販売など様々な商品が治療院経営に取り入れられていますね。
保険のみ、治療のみ、といった単一商品によるリスクを回避するために売上の柱を増やしていく経営戦略としての結果ですね!
こうなってくると経営者として気になってくるのが、いかに各商品の成約率を伸ばして行くか?という点だったりします。
顧客満足度を上げるためとはいえ、当然売上を伸ばすことも目的にしているわけですから、出来る限り各商品の成約を決めていきたいと思うのは当たり前のことでしょう。
院長1人ですべてを行っている1人治療院なら、院長が気合を入れてマンパワーで頑張っていけば(キャパ的な問題は付きまとうとはいえ)なんとかなったりするのですが、スタッフさんなどを雇っていたりすると、スタッフさんを含めた全体の成約率を伸ばして行くことのハードルは決して低いものでは無くなってきます。
そういった中で、誰でも出来て、まず間違いなく「成約率が伸びる」ことに作用するやっておくべきアクションについてお伝えします。
目次
自分の院の商品に惚れ込むよう自分達自身も商品を受ける
ご自身の院で取り扱っている商品の成約率に少しでもポジティブな影響を及ぼすためにやっておきたいアクション、それは・・・
「(自身を含む)スタッフ自身に商品を単発ではなく持続的に受けてもらう」
ということになります。
もっと言えば、その商品にスタッフ自身が惚れ込むくらいまで使い込んでもらえる状態が一番良いですね!
ここまで行けば、まず間違いなくスタッフさんによる商品の提案数や成約率は伸びてきますよ^^
「良い」と思うからこそ、本気で勧められる
実際、自分が受けたことの無い商品を他の人に勧めるのって難しいと思いませんか?
受けた時の感覚も伝えずらいし、何よりその商品に対しての熱量や思い入れも無いわけですからね。そりゃ勧めようとしたってトークが薄っぺらくもなるでしょう。
見たことのない映画、食べたことのない料理をオススメしろって言ったって、なかなか難しいのと一緒ですよ。
逆に、自分が実際に受けている(使っている)商品であれば、すんなりと説明は出来るでしょうし、もし自分がその商品を「本当に良い」と思っているのであればオススメすることだって簡単なことでしょう。しかも、心の底から相手の為に良かれと思って、です。
私自身のことで言えば、過去に「レーシック手術」を受けているのですが、個人的には本当に人生においてやっておいてよかったことの1つだと思っています。
プライベートのことですし、別にプレゼンをするわけでもありませんが、友人なんかがレーシック手術のことを気にしていたら、そりゃあもう全力でオススメだけはしてますよ。笑
やった時の感覚や、それ以降に実際に体験して感じた私生活でのメリットなんかは相手も実際に知りたがっていることだったりしますからね^^
リスクが0だとは限りませんし、レーシック手術自体に対して賛否両論はあるでしょうが、とりあえずあくまでも私自身は「やってよかった」と思っていることなのでオススメも本心からできます^^
本当に心から思って話してるからこそ、その話を聞いたあとにレーシックを受けた友人なんかも沢山いますよ。
これと同じような現象は、それが痩身メニューやEMSやほかの商品になったとしても、必ず治療院の現場でも起こるのです。
あなたの院ではスタッフさんが商品を受けたがってる??
実際、多くのクライアントさんも見てて感じることですが、いろんなメニューの成約率が高い院では、スタッフさん自身が実際に定期的に自院が用意してあるメニューを受けていることが多いですね。
女性スタッフなんかはダイエットに興味を持っている方が多いわけですし、クライアントさんの院では受付さんが必ずお昼休みや、院が終わって帰る前にEMSを自分も受けてから帰ってる、なんて話をよく聞きます。(福利厚生としてスタッフから喜んでもらえて、その結果成約率も上がるんだったらまさに一石二鳥ですよね!)
そして、実際その院では非常にEMSの販売率が高かったりします。
逆にせっかくEMSなんかが置いてあるのにスタッフさんは誰もEMSを受けたがらない、という院はだいたいEMSの成約率や稼働率も低いことが多いです。きっとスタッフさん達自身にも「EMSをもっと患者さんに受けてもらいたい!」という気持ちが薄いのでしょう。汗
あるいは美容鍼なんかもそうですね。
実際に綺麗になれると感じている女性スタッフさんなんかは、機会があればスタッフ同士で施術をしあってご自身たちのメニューを受けているわけです。
これはこれで練習にもなりますしね^^(消耗品などの原価は気になるかもしれませんが、こういった院の雰囲気が作れるのは非常に良いことですよ!)
この院でも院長先生が「うちは美容鍼をよくスタッフが出してくれる」って喜んでいます。
何故だかあまり自分の院の商品をスタッフが受けていない・・・という院さんは多かったりしますが(そして、そういう院ほどやっぱりいろんな商品がなかなか成約せずに伸び悩んでいたりします)、どんな商品であれ、提供する側が商品に惚れ込んでいるというのは本当に大事なことだからこそ、積極的に自分達自身でも商品を使って行けるようにしたいですね!
もちろん、1度の施術で毎回原価がかかるような商品だとスタッフに毎回タダで自由に何度でもやってもらうのは難しいでしょうけど、月1回だとか、何か頑張って成果を出した時だとか、そういったときのご褒美として使わせてあげるのだって良いかもしれませんよ^^
まとめ.スタッフもガンガン巻き込む
あなたは何か新商品を導入する時に経営者目線のみで、自分で導入する商品を決めてそのまま導入していたりはしないでしょうか?
もちろん経営者の目線は絶対に必要ですが、現場でその商品を出していく以上はスタッフさんの協力も必要不可欠です。
その時に導入した商品にスタッフさんが興味を持っていなかったらどうなると思いますか?
残念ながら、そういった場合は今回話したように、確実に成約率や提案数にネガティブな影響を及ぼすでしょう。汗
逆に導入段階などからスタッフさん達も巻き込んで商品の良さをお互いに見つけあったりして、スタッフさん全員も納得して「欲しい!」となった商品を導入したならばどうでしょうか?
スタッフが率先して患者さんにどんどんオススメするのはもちろん、暇さえあれば自分もコッソリとその商品を受けようと必死になりますよ!笑
原価がかかるメニューなどもあるでしょうから何でもかんでも好き放題自由にやってよい、とまでは行かないでしょうが、状態としてはこれくらいにまでなっているほうがよっぽど望ましいのですね^^
ぜひ、今現在他の商品へのクロスセルやアップセルに悩まれているのであれば、一度このあたりのことも振り返ってみてください。
あなたの院のスタッフは(あるいはそもそもあなた自身は)その商品にちゃんと惚れ込んでいるでしょうか?
普段から自分達自身で(あるいはあなた自身が)その商品を受けているでしょうか?受け続けたいと思っているでしょうか?
自分達自身が商品を受ける、惚れ込む、この当たり前のことをやるだけでもメニューの成約率は上がったりするものですからね^^
やらないと本当に勿体ないアクションですよ!
ぜひ、なんでも自分達で受けられる・受けたくなる環境というものを意識して作られてみてくださいね!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに