あなたは将来的にご自身の院に美容メニューなどを導入していく展望は持ってらっしゃるでしょうか?
なかなかすぐに・・・というわけにはいかないと思いますが、最近ではある程度治療部門で売上を伸ばしている店舗が美容部門を立ち上げ、痩身や発毛、脱毛なんかの美容メニューを導入する店舗も増え始めてきていますね。
僕のクライアントさんでも、治療部門である程度成果を出している先生で、美容メニューを導入する先生は少なくありません。
ただし!
メニューの追加といっても、治療の手技を少し加えるのとは訳が違います。
店舗内とはいえ、これまでの治療とは全く違ったメニューなわけですし、言ってしまえば「新店舗開業」と言えなくもない大きなアクションなわけです!(さすがに少し大げさに言ってますけどね。笑)
そんな新しい部門を立ち上げる際のスタートアップ時にぜひ気を付けて頂きたい点が2つほどあるのです。
美容メニューを導入する際に気を付けるべき2つの点
今回の動画概要(詳細は動画で話しているので、理解を深めたい方は動画もご覧ください^^)
初めから新規集客での成果に頼り切ろうとしない
まず気を付けるべきなのは、新しく美容部門を立ち上げる際には、最初から新規集客で外部からの新規客を集めた上での売上に頼り切ろうと思わないことです。
「え?新しい部門の立ち上げなんだから集客しなきゃいけないんじゃないの??」
と思われるかも知れませんね。
実際「新規集客」自体を行うのは絶対に必要なことですし、大切なことです。
ただ、多くの場合その新規集客である程度まとまった売上が作れるようになるのは少しあとからになることが多いのです。
だからこそ、立ち上げ初期では美容メニューでの売上はむしろ「今すでに院内に来ている既存患者さん」に頼ることを忘れてはなりません。
なぜか既存患者さんへ新しく導入する美容メニューなどを提案することに抵抗があったり、苦手だったりする先生がいるのですが、スタートアップ時に既存患者さんに新しいメニューをキャンペーンやモニターなんかの形で提案し、初期の売上を作っていくことは絶対に必須です。
機械などの導入コストや、新しくかかる集客コストの増加など、とにかく立ち上げ時期はお金がかかりますからね。
それなのに新規集客からの売上に頼って、最初の数カ月ほとんど売上なし。。。みたいな状況は可能な限り避けなければなりません。
ぜひ、導入直後の売上を上げるポイントを勘違いしないように気を付けましょう。
最初からスタッフに任せ過ぎない
これもたびたび見かける現象なのですが、美容メニューの導入、部門の立ち上げを初期段階からスタッフに任せようとする先生を見ます。
最終的にスタッフに任せるのは全然構いませんが、最初からこれをやってしまうと多くの場合部門が鳴かず飛ばずの時期が続いてしまい、スタートアップが上手くいきません。
特に一人治療院なんかで、自分は治療で忙しいけどもっと売上は上げたいから、受付さんに美容メニューをやってもらって受付さんでも売上を作れるようにしたい、という先生が多かったりしますが、残念ながらそんなにうまくはいきません。
大前提として、経営者というのはそれなりに覚悟もあるし能力も高いのです。そしてもっとも大事なのは治療院を立ち上げる際に経験していることによって、0→1にしていく能力がすでに備わっているってことなんですね。
この能力が雇われたスタッフさんにはまだまだ備わってない場合も多いのです。
ある程度形になっていることを教えて、それをこなす分には下手すると院長よりも高いレベルでそれを行うことが出来るスタッフさんなんかも居るには居ますが、何も形が無いものを自分でいろいろ考えながら形にしていってくれ、と言われると途端に行動が鈍くなったりするのです。(もちろん、分院展開などをすでに行っており、スタートアップ時の経験をすでに持っているスタッフさんなどがいるグループ院であれば話は別です。そういったスタッフならば任せても問題ないでしょう)
ですので、新しい部門の立ち上げには(時間がなかなか取れないのはわかっているけど)必ずまずは院長であるあなた自身が率先して問診に入り、プレゼンを行い、できれば施術やフォローなども行いながら最初の形を最低限作ることをオススメします。
そしてある程度形が出来上がったのであれば、その後スタッフにその形を指導することでスムーズに引き渡しが行えるようになるのです。
スタッフさんのやる気や、スタッフさんの能力を信じたい気持ちもありますが、先頭を走るのもある意味経営者の役目です。
ぜひスタートアップ時にはトップが先頭を走りながら形を作っていくことが大事ということを忘れないでくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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