第二波とも呼べそうな新型コロナの流行が、また始まっていますね。汗
再び緊急事態宣言が出るかどうかは分かりませんが、また治療院業界も少なくない影響が出る可能性もあります。
ところで、前回緊急事態宣言が出た際にはけっこうなクライアントさんから「オンラインでのサービス提供が行える仕組みを作りたい」というような相談を受けました。
そんな中でも実際に、形として少し走らせた院さんもあったのですが・・・
その時の顛末をお伝えします。
治療院でのオンラインサービス市場の開拓はまだまだ厳しそう
今回の動画概要(詳細は動画で話しているので、理解を深めたい方は動画もご覧ください^^)
時間と資金がかかりすぎる
実際に、県外からの問い合わせに対してウェブダイエットのサービスを提供する形を作ったクライアントさんがいるのですが、結論から言えば1~2カ月くらいで20万ちょっとくらいの広告費を投下して(仕組みの用意にかかったコストはまた別)、問合せが2件あって、そのうちまともにカウンセリングまで進んだのが1件という結果になりました。ちなみに実際の成約は取れませんでした。汗
まだまだ期間としては短いので絶対ではありませんが、今回こういった施策に携わった感覚としてはひっじょーーーに難しいな、ということでした。汗
というのも、費用対効果を無視して良いならまだしも、ビジネスの一つの柱に育てるには時間も投資も、数年と数百万は必要だな、と感じたのです。
わりと皆さん簡単に「オンラインで全国の人に施術とか商品のサービスを提供したいんです」なんて言いますけど、少なくとも今回の新型コロナによる売上低下を補填しようとか、やれば反応が得られるだろう・・・というような簡単なものではないと感じましたね!
市場開拓は資本力があるところに任せた方が良い
実際、新しい市場を切り開き続けて今があるわけです。
整骨院だって、ずっと保険でやっていたのに、数年の時間をかけてだんだんと自費化が進み、今では自費施術自体が当たり前に捉えられるようになりましたからね。
そういう意味ではオンライン市場の開拓自体を不可能だと言ってるわけではありません。
お医者さんも近頃ではオンラインによるサービス提供を始めていますし、いつかはそういった市場のニーズも増えてくることでしょう。
ただ、それはどうも今ではなさそうです。
かつてライザップが大量の広告費をつかってCMを流して新しい市場を開拓していったように、新しい市場の開拓には時間もお金もかかるんですね。(その結果、市場が啓発され、新しいニーズが活発になるのです)
これを個人院や、2店舗くらいでやっている先生が率先してやっていくには、ちょっと荷が重すぎます。
先行者利益は得られないかも知れませんが、市場開拓のような分野は一旦大手さんやグループ院さんがある程度レールを作って、市場が認められ始めてから乗っかるほうが無難だと言えるでしょう。
ぜひともオンラインでサブスクビジネスみたいな形を作りたい!!と考えていた先生にはつまらない話かも知れませんが、今回実際に少し増えてみてまだまだ市場が成熟しきってないなと感じたので、ぜひ一つの参考にしてみてください^^
ただ、今は難しくてもいずれは開拓されていく市場のような気配はあるので、やる気のある先生はその際はすぐに市場に入っていけるような心構えだけはされておいてくださいね!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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