盲目的に予算を削ることと、予算の取捨選択を行うことは全く違う

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ゴールデンウィークも明け、数日が経ちましたね。

当初は5月6日までだった非常事態宣言も結果として今月末までは延長される形となってしまいました。汗

正直苦しい環境にうんざりする思いだとは思いますが、それでもこの環境の中で経営者は頑張っていくしかありません。

ちなみに、このブログでも厳しい環境では予算や経費を削減しなければならない、とは伝えてきたりしていますが・・・

それは何も全部が全部「0」にしてしまえば良いという意味では決してありません。

あくまでも余分なところは削り、逆に必要な部分には厚くかけていく判断だって重要になるのです!

そこで今回は、現在予算を回すことを検討すべきウェブ上でのキーワードなどについてお伝えしていこうと思います。

コロナ環境下でも予算投下を検討すべきキーワード

コロナ環境下において広告費などを抑え、固定費を削ることが大事なのは間違いありません。

とはいえ、広告費を0円にしてしまえば得られるはずだった売上や利益だって同時に消えてしまうわけです。(費用対効果が出にくい可能性があるとはいえ、まったく得られないわけではありませんしね!)

このあたりの匙加減を間違えると、削った固定費以上に失った機会損失のほうが高くなりかねないわけです。

では、どういった部分に攻めることを検討する余地があるかというと・・・

 

この時期だからこそ伸びている方面も存在する

市場のニーズを調べる際にはキーワードの検索数がどのように変化しているかを見ると、その一端に触れることができます。

例えば極端な例ではありますが以下の2つの例を見てみてください。

これは「ウーバーイーツ」と「zoom」の検索キーワードの推移です。

コロナが流行してきた頃からめちゃくちゃ検索数が伸びているのが分かると思います。

これまで外食で済ませていた方たちが「ウーバーイーツ」を利用したり、テレワークになった人達が「zoom」の利用を始めたことによる変化でしょうね。

その他にも動画視聴サービスである「hulu」や「ネットフリックス」なんかも検索キーワードが増加していますし、詳しくはわかりませんがきっと会員数(つまり売上)も合わせてかなり伸びてきていることでしょう。

これは少し笑い話ですが「zoom」などのオンライン通話を利用する人が増えたせいかスーツの上だけが最近売上が伸びているという話も耳にしたりしました。笑

これは他業種の動きにはなりますが、このような変化は治療院業界にも多少見られていたりするのです。

 

 

治療院業界での検索キーワードの変化

さすがに上にあるような明らかな変化ではありませんが、僕らの業界に関わるキーワードでも多少の変化は起きています。

例えば

「シンスプリント」などのスポーツ系のキーワードはやはり減少傾向にあります。

部活動の休止や大会の中止などの影響によって、これらの症状に悩む学生が少なくなっているのが理由ではないかと考えられます。

あるいは、「エステ」や「美容鍼」といった美容系キーワードも減少傾向が見られますね。

このあたりは割と顕著に検索キーワードに影響が見られているので、美容系をメインでやっていた先生なんかはちょっとキツイ思いをしているかも知れません。

それと単純に「整体」というキーワード自体も減少傾向にあるようです。

 

逆に

このあたりの「免疫力」や「頭痛」、「自律神経」などのキーワードは年末くらいから若干の増加傾向にあるようです。

頭痛や自律神経の検索が増えているのはきっと、外出自粛や自宅勤務化によるストレスや仕事環境の変化が影響している部分もあるでしょう。

全員が全員治療院を探しているわけではないでしょうが、このあたりの需要増加は治療院でも十分にアプローチしていくことが可能だと考えます。

あるいは「免疫力」のアップなんかは現在多くの人の関心に登るところでしょう。

これに関してはどの治療院も対応できるとはいいませんが、鍼を扱っている先生なんかは(それまでは無かった)「免疫力改善コース」なんかを作成して、これらのキーワードで集客を行っていたりします。

ただ単に集客できるから、という理由で名目上のコースを作るだけなのは頂けませんが、本当に自信を持って免疫力に対してアプローチできる施術なんかをお持ちなら、この機会にこういったコースの作成なんかも検討して良いかも知れませんね^^

 

 

まとめ.削るところは削る、掛けるところは掛ける

今回お伝えしたデータなどはすべて誰でも無料で調べられる情報です。

全ての地域で同様に参考になるとまではいいませんが、一つの指標にはなるでしょう。

「今までずっと美容系で勝負していたから・・・」「うちはずっとスポーツ外傷を扱ってきたから・・・」と固執するのがいかに危険かがよくわかると思います。

逆に(数少ないとはいえ)上昇傾向にあるキーワードを狙ってみてもいいのでは??と感じる部分もあったと思います。

きっと今回調べたキーワード以外にも上昇傾向にあるキーワードは隠れていることでしょう。

減少傾向にあるキーワードに対する予算は減らして、上昇傾向にあるキーワードは据え置くとか、免疫改善系のキーワードに対してアプローチを取れるように検討し、逆にこの時期でも予算を追加してみるとか、考えてみるべき点はあると考えます。

ぜひ「コロナだからダメだ・・・」と思考停止せず、「コロナによって何がどのように変化しているか」を見定めながら、削る部分と掛ける部分を判断していけるようにしてみてくださいね^^

 

 

 

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