コロナのことが一旦落ち着き、日曜日や祝日にはまたセミナーや勉強会などに参加する機会も増えてきているのではないでしょうか?
そういったセミナーや勉強会で「これこれがうまく行った」とか「どれどれが良い」というお話はたくさん聞くことがあると思います。
そもそも、多くのセミナーや勉強会が「成功事例」を話すためのものなんですから当然と言えば当然ですよね^^
ただ、このブログでも何度もお伝えしているとおり、残念ながら「他の場所(店舗)で成功したものが、自分の院でそのまま成功するとは限らない」ということは良くあります。(もちろん、そのままやって成功するケースだってありますよ?笑)
しかし「成功事例」とは違い、ほぼほぼ全員に共通して当てはまることもあるのです!
もしあなたがセミナーや勉強会に積極的に参加されているのであれば、成功した部分だけではなくコッチにもしっかりとアンテナを張ってみてください!
成功例ではなく失敗例を仕入れに行く
結論から言います。
セミナーや勉強会では、「成功例」を聞くことももちろん良いですが・・・
それよりも「失敗例」のほうに是非アンテナを張ってみてください!
これが非常に大事なのです。なぜならば・・・
失敗例はだいたいみんなに当てはまる
これはあくまでも僕の個人的な考えですが「成功例」は院内の状態や、場所やライバル院との力関係なんかに結構大きく左右されて「あそこは成功したけど、うちは成功しなかった」ということが割と起こるのですが・・・
実は「失敗例」に関しては院の状態とか地域に関係なく、結構みんな同じような失敗をすることが多いのです。
これはセミナーに参加したり、コンサルをしている時にもよく感じることですが、成功する形はみんなそれぞれでも、失敗する時ってなぜかだいたい数パターンに収束するんです。
「あ、先生もその失敗しちゃいましたか・・・汗」みたいな。笑
誰かが「自分はこういうやり方をしてしまって失敗した」という話になると「あ、自分も同じ失敗をしました」という意見がどんどん上がってくる・・・という場面に、セミナーや勉強会なんかで出くわしたことありませんか?笑
つまり、「成功例」はそのままでは共有できない(自分の院に合わせて変化させて導入しなくてはならない)ことも多いけど、「失敗例」はわりとそのまま自分が避けるべき指標になりえる、ってことだと考えているのです^^
失敗ケースを知ることでリスクを回避できる
このまままっすぐ5m進んだら蓋の空いているマンホールに落ちる、と知っていて5mまっすぐ進む人はいませんよね?普通に考えれば、きっと左右のどちらかに少し避けて進んだり、そもそも道を引き返したりすると思います。
明日は夕方から降水確率100%です、と天気予報で言われたら傘を持って行っておこうかな?と考えますよね?(雨くらいならめんどくさくて傘を持っていかない人もいるかもですが。)
つまり、人は「リスクを先に知ること」でさまざまな危険を回避できる生き物なんです!
こうやって成功しろ!と言われると、それをそのまま真似することは少し難しいかも知れませんが、こうやったら失敗するから気を付けて!と言われて、危険を回避するのは人間の本能的にも負荷が少ないんですね。
だからこそ、セミナーや勉強会なんかでは「成功例」だけでなく、むしろ「失敗例」にこそ重きを置いていろいろと仕入れをしてもらいたいのです^^
まとめ.失敗例には成功例に負けないくらいの価値がある
多くの先生は必死に「成功例」を手に入れようとします。
それはそれで大事なことなので問題ないですが、成功の道の影には沢山の失敗が潜んでいるものです。
もしそういった情報を仕入れる際のセミナーで、成功例だけしか話していなかったのであれば、ぜひ質問で「このやり方に至るまでにどんな失敗をしましたか?」と質問してみてください^^
必ず同じような失敗をする人がでてきますし、もしかしたらそれがあなた自身になる可能性だってあるのですから!笑
きっとその「失敗例」の知識は、あなたが危険を回避する手助けとなり、結果として成功するための大事な要素になってくれるはずですよ!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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