あなたはこれまでに何度か保険外治療、つまり自費施術の導入をしようとしたことはありませんか?
そして、そのたびに思った以上に自費施術が患者さんに購入してもらえない、といったことを経験したことがないでしょうか?
いろんな院を見てきて、自費施術導入の壁にぶつかっている多くの院を見てきたので、今日は「うまくいきやすい自費施術の導入法」についてお話していきます。
そもそも自費施術を受けたい人はニーズが違う、ということを理解する
これが自費施術の導入でもっとも失敗しやすい原因の一つです。
例えばもしあなたの院がこれまで保険診療の価格でしかメニューを提供していなかったとしましょう。
そして、あなたの院に「今」来てくれている患者さんたちはその「保険診療のメニュー」が受けたくてあなたの院を選んで来てくれているのです。
その人たちに例え良いものだからと言って自費の施術を勧めても、きっとその患者さん達は自費の施術を受けてくれないでしょう!
どういうことかというと、例えば、あなたが普段から吉野家に行く人だったとしましょう。(仮にですよ!笑)
その場合おそらく、あなたが吉野家に期待するのは、ある程度安い金額で食べられる牛丼なんじゃないでしょうか?
なのに、突然店員が
「最近、本当にいい素材を使ったステーキセット(2500円)始めたんですよ!どうですか??」
なんて言われても、いやいや遠慮します!ってなると思いませんか?笑
そう。人は自分が受けることを期待しているもの以上のメニューを提示されても受け取る準備がまったく出来てない場合断ってしまうんですよね。
ただ、ここで勘違いして欲しくない「とても大事なこと」が一つあります。
それは、先ほどの吉野家の例は決して価格が断る理由になっているわけじゃないということです!!
どういうことかと言うと、例えばあなたが大事な人をデートに誘ったとしましょう。
お洒落なフレンチのお店に誘い、コース料理を2名分注文します。
しかし、仮にそのときのメニュー表に
「フレンチ フルコース(9品) 4,980円」
と書かれていたとして、あなたは料理を頼むのをやめるでしょうか?
そんなことありませんね。
きっと普通に頼むでしょう。何故ならあなたはその「少し高いであろうフランス料理」を食べることを期待してフレンチのお店に相手を誘ったのでしょうから。
この例でもわかるとおり、人は支払うつもりがあれば多少高額なものでもちゃんと購入します。
つまり、お客は価格の高い安いではなく「求めているかどうか?」で購入を決定するのです!
この勘違いを振り払う!
よく整骨院で勤めている人で勘違いしているのが、「自費治療」は高いから患者さんは嫌がるんだよ、という先入観です。
患者さんは決して「整骨院」だから「保険が使える」から、高い自費治療を受けるのが嫌な訳ではありません。
事実、整骨院なのに自費施術を行い初診料で7000円近く、毎回の施術費用でも1500円近い料金を頂いている院も沢山あります。
じゃあ何故あなたの院では自費施術を患者さんが受けてくれないのか?
それは「今」来ている患者さんは、さきほどの例と同じ「吉野家」に来ている感覚だからなんです!
そう。「今」来ている患者さんは「保険で安く」治療してもらいたい人たちなんですよ。
そこに良いからといって、新しいものを紹介しても買ってもらえるものではありません。何故なら、そんなものを患者さんは期待して来ていないからです。
うまくいきやすい自費施術の導入法
では、どうやったら自費施術を患者さんに購入してもらえるようになるのか?
それは・・・「新規の患者さんからしか勧めない」ということです。
「今」来ている患者さんに買ってもらおうとするからダメなんです!
新しいメニュー、新しい料金体制が出来たのなら、それはこれから来る新しい患者さんにだけ適応させていきましょう。
無理に既存の患者さんに勧めても、自費施術の導入はまったく捗りません!
しかし、新しい患者さんにしっかりと自費施術の料金説明、新しい料金体制での説明をしていけば、患者さんは初めから「あ、なるほど。ここの整骨院はこういう感じの料金なんだな」と思うのです。
そして、その料金で受けられる「質の高い自費施術」に納得すれば、リピートしてくれて、一切文句も言わずその金額を支払ってくれるのです。
(その時に気に入らなければリピートしないだけです。それでいいじゃありませんか!)
この方法を試すと、思った以上に普通に患者さんが自費施術の料金を納得して払ってくれることに驚くはずです。
そしてさらに最高なのは、初めからその自費施術をあなたの院のホームページなどで掲載しておくことです。
こうすれば、あなたのホームページを見た人は最初からその施術を受けたくて来院するのですから、文句が出ようはずもありません!
あとは1年も時間が経てば、自然と自費施術を受けている患者さんの数のほうが多くなってきます。
その頃には保険治療しかしてなかった患者さんも、
「あの人のあれって何をやってるの?」
と、自費施術が目に付き、興味をもって質問してくるでしょう。
そのとき初めてあなたは
「あれはとても施術効果の高い治療なんですよ!少し自費はかかってしまいますが、本当に効果的ですから〇〇さんも興味があるのでしたら、一度試してみませんか?」
と言えばいいのです。
人は、自分が興味を持ったものであれば受け入れる準備が出来るのですから^^
すぐに院内に自費施術が広がる方法ではありませんが、この方法は本当に抵抗が少なく自費施術を受けてくれる患者さんが増えていきます。
是非、参考にされてみてくださいね。
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