整骨院を経営していると、わりと良く来てくれていた患者さんがある日をさかいに突然来なくなる、といったことがよくあります。
何か失礼なことしたかな?あの日の施術が上手くいかなかったのか?と、いろいろ考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、ほとんどの場合患者さんが来なくなる理由は別のところに原因があるのです!
今回は既存の患者さんが離脱しないための方法をお伝えしていこうと思います。
目次
患者さんが来なくなる理由の圧倒的1位は、ただあなたのことを忘れているだけ
まずは安心してください。
ほとんどの場合で、患者さんが来なくなるのは失礼なことをしたからでも、施術に納得出来なかったからでもありません。
ただ単に行くタイミングを逃して、そのまま行くのを忘れてしまうからなのです。
「そんな!あれだけ来ておいて忘れるなんて無いだろ!」
とあなたは思うかも知れませんが、人はいつものペースでの来院をしなくなると、簡単に通院するという習慣を忘れてしまうものなのです。
その証拠にあなたも以前は良く通っていた飲食店や洋服屋さんなんかあったりしませんか?
一時期、なんであんなに通ったかわからないくらい通ったあのお店、でもそういえば最近行ってないなぁ・・・
という経験です。
では、あなたはそのお店のことが嫌いになったのでしょうか?なにか失礼なことでもされましたか?
もちろん、そういったケースもあったかも知れません。
しかし、おそらく思い返してみても理由なんて明確にはなく、「ただなんとなく行かなくなった」程度のことではないでしょうか?
そして、そのことを今まで忘れていませんでしたか?
いつも思いだしては、「行かなくちゃ行かなくちゃ」なんて思っていましたか?
そんなことは無いと思います。
きっとただ普通にそのお店のことを言われたら思い出す程度に忘れていたはずなのです。
これが来院をすることをやめた患者さんの心理状態で1番多いパターンです。
これは広告などの調査データでもハッキリと結果が出ており、以前よく通っていたけど今は全然行かなくなった理由の第1位は「なんとなく忘れていた」が圧倒的に多いのです。
では一体どうすればいいのか?
ここまで来れば、なんとなくやるべき行動方針が見えてくると思います。
そうです。患者さんに忘れられないようにあらゆる手段を使えばいいのです!
例えば最近であればLINE@なんかがそうですね。
以前はメルマガという手段もありましたし、もちろん今でも有効な手段に代わりありません。
こういったオンラインで患者さんとの関係を維持できるツールは手軽さもあって非常に有効な手段となります。
またオフラインで言えば、誕生日ハガキや年賀状なんかが定期的なリマインダーの役割を果たしたりしますね!
もちろん毎月送るニュースレターなんかは最高の関係維持ツールとして機能します!
ここでは資金と時間の許す限り、あらゆる手段を活用出来るようにしましょう。
オンラインとオフラインの力について
ちなみに、オンラインとオフラインでは関係を維持する力に大きな差があります。
オンラインのみで関係を維持しようとすると、年間の離脱防御率は約30%程度だそうです。
(ちなみに、整骨院業界の患者さんは半年もすればほぼ患者さんの層が入れ替わると言われているので、それを考えればこれでも十分効果的です。)
しかし、オフラインでの関係維持も利用している場合、年間の離脱防御率は約70%まで上昇するというデータがあります。
「こんなに差があるなら、みんなオフラインの手段を使うんじゃないの?」
と思ったでしょう。
しかし、オフラインにも大きなデメリットがあります。
それは、「お金がかかる」ことと、「時間がかかる」ことです。笑
LINEやメルマガなら、パソコンでカタカタっとすればあとは100人でも1000人でも一斉送信が可能です。
作業時間も長くて1時間くらいでしょうし、もちろんお金もほとんど掛かりません。
しかし、仮に年賀状を送る場合でも1000人に送ろうとしたら相当な労力と時間がかかりますよね・
お金だって、1000枚×52円で5万円近くのお金がかかることになるのです。
どちらも一長一短ですので、そこは院の状況に応じて使い分けていきましょう^^
まとめ.忘れられない院とは、院の外側でのアプローチをしている院のこと
今回はどうすれば、少しでも患者さんから忘れられない院になれるか?というお話をしていきました。
そのためには、労力や時間は多少掛かりますが、来院してくれている時だけでなく、帰った後にでも患者さんの手元に届く「何か」を提供しているかどうかなのです。
これは戦略としては成果が出るまでに多少時間のかかる戦略です。
しかし、やっている院とやっていない院では1年後、2年後の既存患者さんの人数に相当な開きが出るのは間違いないです。
なかなか患者さんの来院数が増えない・・・
そういう壁にぶち当たっているのであれば、1年後に大きな成果を手にするために今日から行動を始めてみてはいかがでしょうか?
それでは!