整骨院や整体院での安定経営のためには患者さん一人ひとりの高いリピート率、低い離脱率を維持することは必須となってきます。
その際にもっとも重要になってくるのが「新患問診」になるわけですが・・・(新患問診でリピート回数や離脱率の9割は決まると思って、それくらい真剣に取り組む)
もしかして、新患問診って新患さんに入ってる先生しか関係ないと思っていませんか??
新患問診に誰かが入っている際に、受付さんや他のスタッフを1人でも雇っているのであれば、周りからサポートしてあげられることもあるんですよ?
目次
治療院の新患問診の際に、周りがやって欲しい援護
僕自身、現場で実際に新患さんに入っている時に周りのスタッフが「いくつかのサポート」をちゃんとやってくれていると「助かるなぁ」と思っていたものがあります。
もちろんたまたまやっていた訳では無く、新患さんが来られた際には院全体が「新患さんモード」とも言えるような対応をできるように反復・徹底していたんですけどね^^
スタッフの人数にもよるので全部が全部できる訳ではありませんが、できそうなものが1つでもあればぜひ真似してみてください。
受付のフォロー、新患前後の枠は必ず埋める
あなたも経験があるとは思いますが、、、
新患さんの予約前後に、患者さんがたまたま居ない場面で問診をしているときに「やばい。ちょうど誰もいない。この新患さんからこの院は流行ってないのかな?って思われたらどうしよう・・・」なんて1度くらい考えたことはありませんか?
僕はあります。笑
実際ラーメン屋なんかに入って、自分以外誰もテーブルに座ってなかったら「うわ。これは失敗したかも」なんて思うものですよね。笑(実際に他の時間ではちゃんとお客さんが入っているお店だったとしても)
特に日本人の傾向として「みんなが通うほど流行っているなら安心」という心理を持ちやすかったりするので、新患さんが来られる際には可能な限り「院内にいる間に他の患者さんが居る場面を見せる」ことは重要になります。
理想を言えば新患さんが入ってきた時にも患者さんが居て、そして帰る前にもまた他の誰かが入ってきている場面を見せられているような状況まで作りたいです。
そのためにもまずは予約段階で必ず「新患さんの前後には既存患者さんの予約を埋める」ことができるように誘導・提案のスキルを受付さんに身につけてもらいましょう^^
これは意識すれば必ず出来るようになることですが、そういった意識がなく患者さんの言うままに予約を取っているようでは、どうにもメリハリの効かない予約状況になってしまうものですよ!
患者さんが居なければ作り出す
上記の点と同じ意図ですが、どうしても新患さんがいるタイミングで他の患者さんがほとんど、あるいは一切居ない状況になってしまうこともあるでしょう。
そういった場合には諦めてしまうのか?と言われるとそんなことはありません。
言い方は悪いですが「ウソでもいいので、他の患者さんが居る雰囲気」を作ってください。
どういうことかというと、例えば
- 靴置き場にスタッフの靴でもいいので置いて人がいるように見せる
- 駐車場にスタッフの車をダミーで移して停めておく
- 仕切りがある間取りなら、カーテンで隠してスタッフの1人が患者さんのフリをして施術を受けて話をしておく(施術の練習にもなりますしね!)
- 前の患者さんしか居ないなら少し電気を長めに当てて滞在時間を延ばしておく
などなど、いくつかの方法で患者さんがいる雰囲気を作ることは可能なのです!
そこまでやるの??とか、バカバカしい・・・と思われるかも知れませんが、むしろ新患問診の重要性を考えるとそれくらいやってもいいくらいなのです!
他の施術スタッフはトークに気を配る
これは最初の2つとは少し違います。
今度は他の患者さんが居る時に、別のスタッフが治療に入っている場合に意識してもらいたいのですが。
せっかく新患さんが問診を受けているのに、日常会話なんかをしていては勿体ないです!(患者さんがよっぽど話したがっているなら別ですが。)
できれば新患問診をしている先生の隣のベッドで施術に入り、患者さんから治療に対する状態の変化を引き出すようにしていきましょう^^(もちろん症状が改善している患者さんということが大前提ですが。)
その際に「先生のおかげで治った」とか「びっくりするくらい痛みが取れた」なんて言葉を患者さんから引き出せれば最高ですね!
新患問診中とは言え、新患さんは周りの声が聞こえるわけです。
そんなときに「すごく良くなったよー!先生ありがとう」なんて言葉が聞こえてくれば「お?ここの治療院は腕は確かかも。。。」なんて思ってくれる可能性だってあるのです!
ぜひ新患さんが来た時に他に施術に入れるスタッフさんがいるのであれば、そのときはトーク内容を「新患さんにぜい聞いてもらいたい」トークにして、新患問診に入っている先生を援護できるようにしましょう^^(この部分はさすがにもう1名は治療スタッフさんが居てくれる前提の話ですし、なかなか難しいかも知れませんけどね。汗)
まとめ.新患問診は決して1人だけのものではない
新患問診に入っている時に、他に患者さんがいなければスタッフは仕事が無いなんて思っていませんか?
新患さんが居ても、他の患者さんがいればそっちだけに集中してもいいと思ってはいませんか?
それは大間違いです!
新患さんが来られた時には院全員が一丸となって、リピート率向上のためにそれぞれができることに取り組まなければいけないのです。
もし今現在なにも意識していないのであれば、こういった部分はぜひ意識されてみてくださいね^^
きっと新患問診がやりやすくなりますよ!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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