多くの先生がしているマトはずれな心配があります。
それは、「施術単価を上げたら患者さんが減ってしまうのではないだろうか?」という心配です。
これは実は非常に的外れな心配なのです。
何故なら、、、そんなの最初から減ると分かりきっていることだからなのです!
施術単価をアップする際に本当に気を付けなくてはいけないのは、そこじゃなくて・・・・・・
目次
単価を上げれば、患者層は「入れ替わる」という意識を持つことが大事
「患者さんにしっかりとした施術を提供したい!でも、さすがに保険診療のままではそんなに時間を取ってあげられないし、、、第一できることが限られてる・・・・・・。じゃあいっそ価格を一気にあげてみようか!あー、、、でもそんなことして患者さんは来てくれるのだろうか?患者さんが減ってしまうんじゃないかな???うーん。。。」
あなたはこれと似たようなことをずーーーっと考えたりしながら、行動できないまま過ごしていたりはしていないでしょうか?
確かに、気持ちはわかるのですが、、、
大前提をしておくと、「値上げ」をすれば今来ている患者さんの中には当然来なくなる人も出てきます。
この部分は心配する部分ではなく、大前提として受け入れるべき部分なのです。
つまり、あなたが考えなくてはいけないことはむしろ、「値上げをしたら、患者さんが減るから、その分どうやって新しい患者さんの層を取り込んでいこうか?」という風に、次のことを心配しなくてはいけないのです!
どんな価格帯にも見込み患者さんは「居る」ということを理解する
一番わかりやすい例として「車」でたとえましょう。
価格が「安い」からといって、全員が軽自動車を買ったりはしませんよね?
価格を重視して、軽自動車を購入する層はもちろんいます。価格帯でいえば100万〜200万くらいですね。
しかし、家族で乗れたり、レジャーを楽しむといった用途を重視して、アルファードやベルファイアあるいは、四躯のような車を購入する層もいますね。価格帯でいえば300万〜500万くらいです。
さらに言えば、社会的なステータスを表すために、ベンツやあるいはアウディやボルボなどの外車を好んで購入する層もいるわけです。価格帯で言えば700万〜1000万以上のものまでありますね。
このように、どのような価格帯になっても、必ず「別の顧客」は存在するのです。
値上げとは、顧客層を入れ替えること
当然ですが、今まで軽自動車を専門で販売していた店が、「これからは高級外車専門で取り扱っていきます!」なんてことをすれば、今まで軽自動車目当てで来ていたお客さんが続けてお店に訪れることはなくなりますよね?
当然、顧客の流出が起こり、一時的に来店数が激減していくでしょう。
しかし、その後はどうなると思いますか?
しっかりとした営業活動を行えば、今度は必ず「高級車を購入したい層」のお客さんが訪れるようになっていくのです。
そしてだんだんと来店数が戻っていき、最終的には以前と同じだけの来店数へと戻っていくのです!(しかも、平均購買単価は激増して。)
つまり、値上げをしたら「顧客が減る」という現象は、厳密にいうと「顧客が入れ替わっていく時期の第1段階」とも言えるのです。
治療院でも値上げをすると。。。
治療院だって同じです。
値上げをすれば、来院数は一時的に減ります。(というか、患者さんの数が減らないのであれば、それは値上げの幅が小さ過ぎて、逆に失敗の可能性もあるくらいです。)
そして、しっかりと「次のターゲット層」にアプローチできる集客を行い、また来院数を元に戻していけばいいのです。
値上げというのは、ここまでがワンセットであり、「新しいターゲット層にアプローチする集客」を考えない値上げは、ほぼほぼ失敗に終わってしまうのです。
まとめ.受け入れれば行動できる
多くの先生が、「値上げをしても患者さんを減らさないで済ますためにはどうすればいいだろう・・・」と考えがちですが、(もちろん、そのための努力は最大限するべきですが。)、本当に必要なのは「値上げして、患者さんが減ったあと、どんな集客をして、人数を元に戻そうか」というのが正しい視点になるのです!
値上げをすれば、確実に患者さんの数は一時的に減るのに、「患者さんの数が減るのが怖いから値上げはどうしよう。。。」なんて考えていては、いつまで経っても行動することなんかできません。
「まずは一時的に減ってもいい」ということを受け入れるのです。
そうしてようやく最初の一歩が踏み出せます。
もし、あなたがずーーーっと値上げに踏み切れずにここまで過ごしているのであれば、ぜひ一度このように視点そのものを変えてみてはいかがでしょうか?^^
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