1人院長の治療院が意識しなくてはいけない3つの点

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最近では、スタッフを抱えてある程度の人数で治療院を経営しているところも増えていますね。

でも、やはり1人院長の治療院が大多数というのも事実です。

では、スタッフを抱えている院と、他にスタッフがいない院で経営戦略は同じでいいのか?というと、当然答えは「違う」ですよね?

そこで今回は1人院長で経営をやっていくときに意識しなくてはいけない3つのポイントをお話したいと思います。

1人院長の治療院が意識しなければいけない3つのポイント

基本的に1人で施術をしているということは、潜在的なリスクをはらんでいます。

まず自分が倒れてしまったら、その時点で代用が聞かないですからね。

しかし、そういった分かりやすい点以外でも1人院長の院は気を付けないところがあるのです。それは・・・ 

 

単価を高くしなくてはキツイ

基本的に、1人院長(というか施術者が1人ですね。)の院は顧客単価を高めに設定できる施術でないと売上が上がりません。

考えても見てください。普通に治療していれば、1日に30人も見れば割と忙しいでしょうし、1日40人なんてのが続けば、さすがに辛くなってくるんじゃないでしょうか?

これが仮に他の施術者を1人か2人雇っておけば、1日に70〜80人くらいは患者さんを見ることが出来るのです。それも若干の余力を残したまま。

当たり前ですが、施術者が1人ではスタッフを雇っているところと比べて、1日に見れる患者さんの数の上限はかなり限られてきます

ということは、ある程度しっかりした売上をあげようと思えば、1回あたりの施術に対する料金の設定を高めにしておかなければいけないのです。

そもそも、スタッフを雇ってチームで経営している院とでは料金設定から変えていかなければならない、ということを覚えておいてください。(そういう意味では、1人院長ならば整体院のほうが高単価を設定しやすいですから、やりやすいくらいですね。)

 

マーケティング力を高めなくてはいけない

また、1人院長の場合店舗の場所もあまり良くはない・・・・・・、というケースのほうが多いです。(自分の家の1室を改築して、店舗として利用しているパターンが、その例の最たるものですね。)

仮に店舗を構えているとしても、1人ではそれほどの坪数が必要なわけではありませんから、わりとこじんまりしたサイズのテナントになりがちです。

結果的に、「通りがかり」とか「目立つ」といったような自然に得られる患者さんの流入が、駅前の好立地や、主要道路に面した大きなテナントの店舗などに比べて少なくなる傾向にあります。(もちろん、月にかかる家賃がまったく違うので、当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。笑)

「じゃあネットの集客やチラシを活用して集客を行えばいいじゃないか!!」

となるのですが。

さきほどの「1人院長の院は高単価にしたほうが良い」というのが大前提だとすると、集客のハードルが上がってしまうので、ただテキトーにやっているだけでは思ったように集客できない、、、という負の連鎖になっていきます。(だからといって、とりあえず低単価にして人を集めようっていったら、働いても働いてもお金が残らない・・・という、また別の泥沼ですよ。)

価格勝負で集客をするのが危険な以上、1人院長の院は普段以上にマーケティングの勉強をして、集客というものに力を注ぐ必要があります。(1人だからそんなに患者さん来ても困るし、集客なんて勉強せんでいいだろ・・・とか思ってたら、保険が厳しくなるにつれて本当にやっていけなくなりますよ。)

 

体調管理

これは最初に話した通り、1番基本的で、そして1番怖いところです。

もうね、あなたの代わりがいないんだから、あなたは絶対に倒れちゃいけないんですよ!

なのに、治療院っていったら診療時間も長いし、肉体労動だし、どちらかと言えば健康的な生活を送れる職業ではありません。

インフルエンザに1回かかるだけでも、生活に影響を及ぼすくらいのリスクなのですから、徹底的な栄養管理、睡眠時間の確保、適度な運動などを行い、常に健康でいられるようにしましょう。

 

 

まとめ.1人院長は経営的には不利

基本的に1人院長って状況は経営的には不利です。

マーケティング的な戦術の幅も狭くなりますし、自分が倒れたらオシマイというリスクも常にあります。

その分、スタッフの問題がない気楽さや、人件費というもっともかかるコストがかからないという点もありますし、その状態が望ましくて1人院長という形を選んでいるのでしょう。

ただ、治療院経営の体系自体は、せっかく自分で独立されたのですから、自分が好きなようにやるべきと僕も思います。

僕自身だって、どちらかと言えば自分で好き放題したいほうなので、本当は1人院長気質だと思っています。笑

ですので、その我を通すためにも、スタッフを雇わない代わりに高単価を得るためのプレゼン力や、マーケティング力を身につける努力をして、1人でもやっていけるだけの力を身につけるようにしましょう^^

不利なことが、やってはいけないこととイコールではないところを見せてあげましょう!

 

 

追伸

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