大きなマーケティングを仕掛けてはいけない唯一の瞬間

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先日、アメリカの報道で悲しいニュースを見かけました。

残り少ない財産、このままではどん詰りだと思い、一発逆転を狙い全財産をカジノにつぎ込んだ男性が全財産を失ってしまい、その日のうちに自身で生涯の幕を下ろしてしまったというニュースでした。。。

悲しいニュースですが、これは何も1人の人生に限った話では無いのです。

実は、整骨院経営でも同じような失敗をしてしまうケースというのがあるのですよ。

タイミングを逃した時はグッと堪えなければいけない

整骨院経営を行なっていると、どうしても集客が上手くいかずに売上が下がったり、来院数が伸び悩んで売上が出なかったりすることがあります。

そこですぐにアクションを起こせればいいのですが、多くの人が陥る罠は「なんとか、来月には回復してくれるハズ・・・」とか「ちゃんと治療していれば、だんだん患者さんの数も増えてくるさ」と問題解決を先延ばしにしてしまうのですね。

本来であれば、このタイミングですぐに何かしらのアクションを起こさなくてはいけません!

このタイミングですぐに動き出せば、だいたいのマーケティング活動はプラスに働きます。

なのにタイミングを逃してしまい、そして当たり前のように現状が変わらず、むしろ悪いほうに転がっていって始めて「このままじゃさすがにヤバイ!」「気づいたら資金が底を尽きかけている、なんとかしないと!」と焦り出すのです。

 

資金不足の時のマーケティング施策は外れる

じゃあ本当にいよいよヤバイ・・・となった時でも、まだ間に合うのか!?というと、困ったことにこういう時に行うマーケティングの施策は外れることが多いのです。汗

お金というのは寂しがり屋で、お金がたくさんあるところに集まりやすいので、だいたいお金に余力が無い人のところにはお金は集まってきません。と、スピリチュアルチックに聞こえるかも知れませんが確かにこれはあるのです。

もっともこれにはちゃんと論理的に失敗しやすい理由があるのですけどね。

それは、何故余力が無い時のマーケティングが外れやすいかと言うと、「成果が出るまで耐えられない」という1点に尽きます。

 

最初に話したカジノで残り少ない財産を全て使い果たした男性を思いだしてください。

彼はたまたま運が無く、全財産をつぎ込んだギャンブルでその日に負けてしまい、絶望し、自ら命を絶ったのです。

しかしですよ?もしこの時の彼にまだ有り余るほどの資金が残っていたらどうしていたでしょう?たまたまその日負けたのであれば、次の日にでも倍の資金を用意して、前日の負けを取り戻すまで勝負をすればいいだけですね。そして、そこで仮にまた負けたとしても、また次の日には倍のお金を用意する・・・。(そんなにお金持ってたら最初からカジノに行ってないんじゃないか?とか言わないでください。)

つまり、キャッシュに余裕がある人は失敗が成功に変わる瞬間まで資金を投下し続けられるという強みがあるのです!(もちろん、勝つ見込みが高い場合のみですが。)

これがお金がある人のところに最終的にお金が戻ってくる理由の一つです。

最初からマーケティングの施策が当たればいいですが、ドカンとお金をかけて失敗するケースなんて沢山見てきました。その時に、失敗を活かして、次の施策を打てるから、最終的にはキャッシュフローがプラスになるのです。

ダメだったときに打てる、2の手3の手を打てるだけの資金が用意出来ないタイミングになって、デカイ手を打つのは大間違いで、失敗した時のリカバリーがきかず、そのまま閉院・・・・・・となってしまうのです。

 

セミナーやホームページ作成には特に気をつける

これらの最たる例として、高額セミナーの参加やホームページ作成があります。

もちろん、良いセミナーに参加して学んだことを実行すれば長い目を見たときにかなりプラスになることは間違いありません。

ホームページもしっかりと作りこめば早ければ1年、遅くても数年で元は取るくらいの売上をあなたにもたらすでしょう。

 

しかし!それだけの成果が返ってくるまで待てないから失敗してしまうのです。いくらリターンが計算できても、リターンが十分に得られるまで治療院経営を続けられない、では話にならないじゃないですか!

ですので「このセミナーで産まれ変わらないともう無理だ」とか「ホームページさえ上手くいけばまだ生き残れる」みたいな最後の資金を投下して、最後の博打を打つつもりで大量の資金を投下してはいけないのです。

 

資金が少ないときこそ我慢して小出しにする

残念ながら資金に余裕が無くなってしまいつつあるような状況にある先生は、こういう時こそ一発逆転を狙うのではなく、患者さん全員にちゃんと紹介をお願いしたり、旧患さんでも特に戻ってきそうな人に絞ってハガキを送るなど、資金を抑えつつ行えるアクションを取っていかないといけないのです。

 

 

まとめ.自分の資金にあった施策を打つ

聞いてしまえば当たり前に聞こえるかも知れませんが、資金に余力がある内に大きな手を打つのです。

そして資金に余力がない時は、出来るだけお金をかけずに出費を抑えながら、それでも行えるアクションだけを地道にやっていくのです。

苦しいときほど、早く逃げ出したくて、一発逆転の手を狙いがちですが、、、。

そんな時は、全財産をカジノで投げうった男性みたいに自分もなっているのではないか?と思い直して、苦しい時間が過ぎるだけの忍耐を持てるようにしましょう。

 

 

追伸

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